不動産ストックを活かした地域活性化
住宅ニュース速報
先日国土交通省より発表があった、地域の不動産関連事業者向けの「不動産ストックビジネス事例集」は、増加し続ける空き家や空き店舗、老朽建物等を再活用するための策として期待を集めています。
本格的な人口減少・超高齢社会が到来する中、不動産に関わる民間事業者には、「箱の産業」として不動産の管理・仲介を担うのみならず、地域の中に埋もれている不動産ストックの再生・活用を通じ、地域活性化に貢献する「場の産業」としての取り組みが求められています。それでは具体的にどのような方法が挙げられるのでしょうか。
「需要の掘り起こし」「人材ネットワークの構築」「資金調達手法の工夫」という3つのポイントを示しながら、1.高齢化の進展に対応した高齢者の見守りサービス 2.子育て世代が暮らしやすいまちづくりのための子育て支援サービス 3.健康増進のまちづくりのための居住・生活空間の形成 4.観光交流を活発化する地域ビジネスの活動拠点づくり 5.シェアハウスなどの新しいライフスタイルの提供・・・という5つの例が述べられています。
物や土地の統廃合は、放置されたままでは街の賑わいや治安などに支障を来すことでしょう。遊休不動産の活用を促す画期的な策に、明るい日本の未来が託されていると言っても過言ではありませんね!
