ZEN CLUB

豊かな暮らしを創るコミュニティ・ペーパー

Number.474

最先端の岬に たちて 水平線の丸さ いちだんと

今月の詩・写真

愛知県T.H

季節感溢れる、風景写真と俳句を募集中!「ZEN CLUB」の表紙を飾る写真と俳句を募集中。応募写真は編集部にて選考の上掲載いたします。 詳しくは「ZEN CLUB編集室」へ 052-703-1111(代) 

水平線

休日などに海へ出掛け、水面(海)と空の境界である「水平線」をぼ~っと眺めていると、どこか心が癒されます。ところで、素朴な疑問として、自分が見ている水平線までどのくらいの距離があるのか?と考えたことはないでしょうか。実は計算方式があるそうで、観測者から水平線までの距離をx、観測者の海面からの目の高さをh(単位はm)とすると、x(m)=3570×√h(m)で算出できるそうです。つまり、海面からの高さ20mの建物の上にいる際の【目の高さ】が1.6mの観測者(目の位置は海抜21.6m)から水平線までの距離は、3570×√21.6≒16591mとなるため、約16.6kmということです。思ったよりも近いと感じるか遠いと感じるか、人によって捉え方は様々かもしれませんね。

体育の日はいつ?

COLUMN

52年前の昭和39年10月10日に日本(アジア)で最初のオリンピックが東京で開幕し、10月24日の閉幕まで熱戦が繰り広げられた。それから2年後の昭和41年に「国民がスポーツに親しみ、健康な心身を培う日」として10月10日が「体育の日」に制定された。改めてその意義を思う。

 10月10日というのは、日本にとって戦前に開催を返上して戦後の復興を国内外に示すオリンピックの開催日という大変意義のある日なのである。だからこそその記念すべき日を祝日として、国民が忘れずにスポーツを通じて世界平和を実現していこうという志があったはずである。ところが、平成12年からハッピーマンデー制度にのっとり、体育の日は10月の第2月曜日に移行された。今年も全国で、スポーツの普及や体力の向上を目指した行事が開かれ、連休でスポーツに親しむ機会が増えることだろう。しかし、連休にした方が国民は喜ぶだろうという大衆迎合的な発想により、なぜその日が祝日なのかというのが蔑ろになっているように感じる。

2020年には56年ぶりに東京オリンピック・パラリンピックが開催される。その時は10月10日が開幕日ではないが、今一度祝日の意義を考えてみては如何だろうか。

A.N

空き地・空き家の有意義な有効活用

住宅ニュース速報

国土交通省が8月29日、財務省へ提出した「17年度予算概算要求」は、不動産業界においても大きな意味合いがありました。概算要求の規模は前年比1.15倍の6兆6654億円ですが、注目したいのは空き家・空き地対策で前年比1.29倍の95億円を要求している点です。

複数の新規事業を盛り込んでいることが理由となりますが、大まかにいうと「全国共通の空き家・空き地バンクシステムの整備」「所有者情報の活用により空き家の利活用を図る【モデル的な取り組み】への支援」「クラウドファンディングを活用した空き家・空き店舗の再生」などの事業が想定されています。

そもそも空き家・空き地を放置すれば、放火による火災や老朽化による倒壊、犯罪の寝床にもなる不法侵入、景観の悪化などに直結する懸念がありますので、国の方針として、適切な管理を行い防いでいこうとする決意表明なのです。

まずバンクシステムとは、空き家や空き地を所有している方が不動産の物件登録を行い、その情報を市のホームページなどで公開することにより、買いたいまたは借りたいという希望者との橋渡しを推進するシステムです。

空き家の利活用への支援については、すでに全国の民間事業者や法務等の専門家・市区町村等が連携して取り組んでいる「先駆的な空き家対策モデル事業」に対する補助金を指しています。また、クラウドファンディングは、例えば地域の「個人投資家」やネットを通じて募った多数の「支援者」から小口に収集した資金を元に、空き地・空き家を再生しようという【資金調達法】です。実際に観光地等でもこの調達法で、建物をゲストハウスに再生した事例もあるようです。

上記のような様々な取り組みが強化されていくことで、さらに空き地・空き家は魅力的な建物や空間に変わっていくことでしょう。美しい日本を支えるために、少し目を向けてみてはいかがでしょうか?