ZEN CLUB

豊かな暮らしを創るコミュニティ・ペーパー

Number.478

雪沓の 跡ひたひたと 銀世界

今月の俳句

愛知県宮下 信子

季節感溢れる、風景写真と俳句を募集中!「ZEN CLUB」の表紙を飾る写真と俳句を募集中。応募写真は編集部にて選考の上掲載いたします。 詳しくは「ZEN CLUB編集室」へ 052-703-1111(代) 

雪原

広範囲にわたって雪が降り積もっている地域、雪原。冬の代名詞的な光景ですが、日本各地には今の時期だからこそ楽しめる、雪の絶景が数多くあります。例えば、気温が低くなる北海道の内陸部で、マイナス10度以下の朝に見られるダイヤモンドダスト。煌めいた小さな氷晶が降る様子は、とても幻想的です。また、茨城県にある日本三名瀑の「袋田の滝」は、一番寒い時期に【滝全体が真っ白】になるという神秘的な光景が圧巻。この高さ120m、幅73mの巨大な滝が完全凍結した2012年には、ピッケル片手に氷壁に挑んだアイスクライマーも多かったそうです。四季折々の姿を見せる日本だからこそ味わえる、雪のある美風景をぜひ間近でご覧ください。

データが示す不動産への関心度 今年は【買い時】が大幅上昇

住宅ニュース速報

先月の12日、(公社)全国宅地建物取引業協会連合会が9月23日の「不動産の日」に合わせて行った「不動産の日アンケート調査」の結果を発表しました。対象は日本在住の20歳以上の男女で、およそ1万4千件以上の回答を得た興味深い内容は、不動産の「買い時」だと思っている人が非常に多かったということです。

前年比では9.7ポイントも上昇しており、実に約25%も占めていました。その理由として考えられるのは、「分からない」と答えた人が前年より8.7ポイントも低下していること。つまり、買い時だと思える確固たる【うまみ】を感じた人が増えたのでしょう。そのうまみを紐解けば、買い時と考えた最大の理由は「住宅ローン減税など税制優遇が実施されている(38.7%)」。次いで、「住宅ローン金利が上昇しそう、低金利(29.7%)」が挙げられました。

トランプ大統領が誕生したことで世界的な金利高が進み、日本も長期金利が予想されることから、優遇の多いこのタイミングで不動産を購入しておきたい…という図式が見えてきます。

また、持ち家か賃貸か?という問いには、「持ち家」派が85・3%と圧倒的に多い結果となりました。回答者が口を揃えた断トツの理由は、「家賃を支払い続けることが無駄(63.3%)」。逆に賃貸派の理由を占めたのは、「住宅ローンに縛られたくない(58.7%)」という心理的な背景。

いずれにしろ、世の中で買い時だと思う人々が多いのは事実です。皆様もこの機会に、住宅をご検討されてはいかがでしょうか?

嬉しさも押し殺して

COLUMN

海軍兵学校在学中に終戦を迎えた知人の話。江田島から二昼夜かけて故郷へ帰ったときのこと。一日数本しかないバスを降りると、連絡を受けていた母親が停留所近くで人目を忍ぶように手に傘を持って待っていた。久しぶりの息子の姿をじっと見つめて、やがてぽつり「近頃こちらはお天気が悪くて…」それが再会した最初の言葉だとか。「お帰り、よく元気で」としっかり抱きしめたいのが本音ではなかったか。

その村にも戦死した人や出征して生死不明の人が多くいた。そんな重苦しい中で我が子一人が無事帰還。嬉しい気持ちは山々だが村の人の気持ちを思えば喜んでばかりはいられない。そんな気持ちが「…お天気が…」の言葉になり傘を差し出したのではないか。より哀切が滲む。

周囲を思って喜びを抑える―日本の美徳でもあろうが、あの当時は軍部から押し付けられた雰囲気が強かったのではないか。命をお国に捧げることこそご奉公であるといったように。

近頃、あちこちの国で独裁傾向の強い政治体制が話題だ。日本でもそんな危険な傾向がありはしないか。やはり「よくご無事で」と素直に喜びハグで迎えられるような、そんな社会でずっとあってほしいと思う。

S.M