ZEN CLUB

豊かな暮らしを創るコミュニティ・ペーパー

Number.480

キレイだけが全てじゃない「桜」にまつわる裏話

雑学コラム

今の時期、何かと話題に上る桜ですが、川沿いには名所が多いですよね。これは単に美しい光景になるからという理由よりも、川沿いの立地特有の弱点を補うため。桜が植えられることで根が張って、弱い地盤が固くなり、それを見物する人々の重みで、さらに地盤が強固になるそうです。

また、今では一般的に浸透している花見の風習を築いたのは、かの徳川幕府八代将軍、徳川吉宗。もともと桜はすぐに散ることから【心変わり】を連想させ、縁起が悪い象徴とされていました。ところが「享保の改革」の一環として、吉宗の指示で隅田川堤(向島)や御殿山(品川)などに桜が植樹され、花見客用の飲食店まで作ることで、庶民の娯楽として奨励されたと言われます。

これには、農村部に桜の名所をつくることで、花見客による「農民の収入」を増やす・・・という狙いもあったそうです。キレイな桜の裏には、先人たちの「逆転の発想」が垣間見られ、奥深いものですね!