ZEN CLUB

豊かな暮らしを創るコミュニティ・ペーパー

Number.482

【食のトリビア】世界中をトリコにする夏野菜の大御所、トマトに肉薄!

暮らしのネタ帳

家事や休息、家族団らんなど、日々行う「家の中の出来事」はさまざまです。他の人より【ちょっと】知っているだけで、毎日の暮らしがスムーズに楽しくなる場面も多いことでしょう。毎回お届けするこの「ZENCLUB」がひとつの有益情報になっていただければと、編集部員一同でオトクなネタをピックアップしました。ぜひ一度、ご活用ください!

世界中をトリコにする夏野菜の大御所、トマトに肉薄!

暑い季節には人気に拍車がかかる夏野菜の代表格、トマト。栄養価も豊富で、葉物野菜に比べると手軽にたくさん食べられることから、スタミナが落ちやすいこの時期にはピッタリですね。世界中の様々な料理で使用されるトマトが、どのように人々のハートをつかんだのか、その歴史に迫ります。

世界中で違うニックネーム?もともとは観賞用だったトマト

世界中の名だたるレシピに採用されるトマトですが、種別としては南米のアンデス山脈の高原生まれのナス科の植物で、原産地をたどると、謎が多き都市・インカ帝国があった付近だという説が残ります。それを裏付けるように、トマトという名は古代メキシコ語で「ふくらむ果実」を意味する【トマトゥル(tomatl)】が語源。降雨量が少なく、日中と夜の【寒暖差】が激しい高冷地気候で育まれたこともあり、湿気に弱く、乾燥に強いのが特長です。

16世紀頃に、このメキシコ産の植物はスペイン人によってヨーロッパへ伝えられ、瞬く間に世界中に広がったといわれます。しかし当初は毒があると言い伝えられ、イギリスなどでは観賞用に栽培されていたそうです。我が日本には江戸時代初期にもたらされ、昭和時代になると、野菜として普及し始めました。

トマトが世界の共通言語になると、例えば欲情を刺激する作用があるという説があったフランスでは「愛のリンゴ」、勇敢にも真っ先に手を出したといわれるイタリアでは「黄金のリンゴ」、スペインでは「オオカミの桃」など、様々な呼び名が浸透します。アメリカでは若くて魅力的な女性を【トマト】と表現することもあるそうで、どれだけ世界中の人々を魅了してきたかが容易に分かります。

女性は特に嬉しいヘルシートマトの抗酸化作用

トマトといえば情熱的な赤色が代名詞ですが、これは抗酸化ビタミンといわれる色素「リコピン」が理由。ベーターカロテンの2倍、ビタミンEの100倍という強さを持ち、紫外線によって生じるメラニンの生成を促進する活性酸素を消去し、しかもコラーゲンを生成する効果もあるようです。美肌を保つのに欠かせないビタミンCや、むくみ解消に役立つカリウムなども含んでおり、ヘルシー志向の女性がこぞって食すのも納得の野菜なのです。

ところでおいしいトマトを見分ける方法はどんなものでしょうか? 手に取った時にずっしりと重みがあり、全体的に引き締まっていて丸みがあるもの。また、ヘタがみずみずしく緑色で、子室が多いものがジューシーといわれます。

トマトは本来暑い時期に育つため、冷た過ぎる場所はNG。理想は、冷蔵庫で保存するのではなく、さらしなどをかぶせて【涼しくて風の当たらないところ】で保存し、追熟させるのがベストです。しかし大量買いする時もあるでしょうから、そのような場合は、皮をむいてまるごと冷凍するのもOKです。なるべく長持ちさせる保存を心がけ、これからの季節、たっぷりトマトをかじりましょう!

トマトがいっぱいのラタトゥイユ

レシピ

夏野菜がたっぷりだからスタミナUP♪

材料/4~5人分

トマトがいっぱいのラタトゥイユ

トマト2~3個、ズッキーニ1~2本、ピーマン(パプリカでも可)2個、玉ねぎ1個、ツナ缶(オイル漬け)小1缶、オレガノ少々、塩少々、あらびきコショウ適量(多め)、にんにく(みじん切り)1かけ

つくりかた

  1. トマトは皮が気になる場合は湯むきし、ヘタを落として食べやすい大きさにカットします。また、ズッキーニはヘタを落とし縦半分にカットしてから、幅1cmくらいの半月にカットし、玉ねぎ・ピーマンもトマトの大きさにカットします。
  2. 厚手の鍋を弱火にかけて、ツナ缶のオイルを入れます。にんにくのみじん切りを炒めて香りがたったら、野菜を全部入れて中火で炒めましょう。そこにツナも入れ、全体に油が回ったら、オレガノを入れて蓋をして煮ます。
  3. 鍋が沸騰してきたら弱火にして約15~20分ほどコトコト煮込みます。野菜から水分がたくさん出てきますので、水は入れなくてOKです。
  4. 材料に十分火が通り、水分が少なくなったら塩・コショウをふって味を調えれば完成!

おいしいポイント

ツナ缶のオイルで炒めた野菜の【水分】だけで煮込むのがポイントですので、焦げ付かないように時々かき混ぜましょう。また、オレガノをバジル、コリアンダー、ローズマリーなどお好みのハーブに代えるのもオススメです!