ZEN CLUB

豊かな暮らしを創るコミュニティ・ペーパー

Number.483

暑中お見舞い申し上げます

暑中お見舞い

株式会社ZENホールディングス
代表取締役
小林 憲司

初夏の候、皆様におかれましては
ますますご清栄のことと拝察いたしております。

景気は引き続き良くなっているという実感の薄い中で、日経平均はやっと2万円を超えてきました。一方、求人倍率はバブル期を超えて、43年ぶりの水準に達しているとの報道がありました。2017年4月における完全失業率は2.8%まで低下し、雇用情勢は「売り手市場」の様相を強めているとのことです(日経新聞2017年5月30日)。

2017年は働き方改革元年ということで、プレミアムフライデーの実施などもあり、労働時間の短縮を是とする雰囲気が強くなってきています。また、新卒採用においても、休日が充実している会社が選択されるという傾向があるようです。

某大手企業の女性社員が自殺まで追い詰められた事件などを契機として、働き方改革という新しい潮流に繋がってきていると考えます。しかし、この議論がただ単に短く働くことが望ましいという誤ったメッセージを広めているのではないかと心配しています。仕事は本来自らの成長を促進する機会であり、単に楽な仕事でより多い報酬を得られればよいというものではないと思います。納得いくまで時間を気にせず仕事をしなければならない場合もあるはずで、そのような状況や要望にも対応できる制度改革であって欲しいと考えます。また、報酬は本来成果に対して支払われるものであり、成果を短時間で出すことこそが望まれていることを明確にしていく必要もあると思います。雇用者及び被雇用者の両者にとってメリットのある働き方改革が実行されることを望みます。