ZEN CLUB

豊かな暮らしを創るコミュニティ・ペーパー

Number.483

元々は癒しよりも魔除け 風鈴のルーツは【占い】だった

雑学コラム

暑さが増すと共に、チリンチリンという風鈴の音色が一服の清涼剤のように癒しを与えますね。そんな日本を象徴する和雑貨のルーツを探ると、中国の占いで使われていた「占風鐸(せんぷうたく)」という道具に行き着きます。遣唐使によって、仏教と一緒に日本に伝わったそうで、当初は慎ましさを感じさせるものではなく、お寺の境内の軒先などに【魔除け】として吊されていました。チリンチリンどころか、ガランガランという重たい音が特徴でしたので、【音が聞こえる範囲には災いが起こらない】という言い伝えが住民の間に浸透していたそうです。ところで風鈴の音色が心地良さを演出する理由は【ゆらぎ】と呼ばれる不規則なリズム。小川のせせらぎや小鳥のさえずりなどと同様の「高周波音」を出しており、このリズムが自律神経をリラックスさせるといわれます。穏やかな心で風鈴を揺らす風を感じれば、クーラー要らず(?)で涼を楽しめそうですね♪