ZEN CLUB

豊かな暮らしを創るコミュニティ・ペーパー

Number.490

時間の長さ

Relay Essay 語りの部屋

一時間の浪費をなんとも思わない人は、人生の価値をまだ発見してはいない

-ダーウィン -
(イギリスの自然科学者。種の形成理論を構築)

ある日の新聞の記事に「時間の大切さ 見極める眼力を磨こう」という興味深い記事を見つけましたのでご紹介いたします。

筆者によると、欧州と日本の両方で生活してみて感じるのは、日本にいるときの方があっという間に時間が過ぎ、どこか時間に追われている感覚がする。それは、欧州よりも日本には季節の歳時による細やかな行事、例えばお正月・新年会に始まり入学式・入社式、お祭り・お盆・お彼岸、忘年会等たくさんあり、又それらは自分にではなく他人や組織が決める公的な行事が大半だからではないか。しかもその多くが形式的で受身になりがちである。日本でよく見かける、大人数で長時間、報告会なのか物事を決める場なのか判然とせず、参加が目的となっている会議・集会をよく見かけます。欧州では一般的に自分の時間を大事にしますが、それ以外にも時間に関し特有な感覚があり、例えば職人の物造りなどで、原価よりも製作にどれだけ時間を掛けたかにより値段を決め、時間に敬意を払い重んじる文化があります。又何かを企画する際に、「時に必要な時間を与えよう」とか、議論が行き詰まると「時が熟するのを待とう」という言葉をよく耳にし、やみくもに結論を急がず、時には解決を時間に委ねます。この様に、時間に解決を委ねたり、振り回されないようにしたり、物事の価値に見合った時間を見極める眼力を重んじ、時間を有効に使うすべを欧州の生活は教えてくれます。

(以上引用:日本経済新聞 平成29年8月20日 日曜版)

先日、日本の鉄道会社が誤って予定時間の30秒前に電車を出発させたことを謝罪したことに対し、海外では驚きをもって報道されていました。日本の鉄道において、如何に時間に正確に運行するかは重要なことであり、当たり前の事となっています。30秒という時間は、何かを行動したり思考している時は短く感じますが、目を閉じて30秒経過するのをじっと待つと、こんなに長かったかと改めて感じます。

日本人の平均寿命は約84歳、時間にすると73万6千時間、その3分の1は睡眠時間として残り約49万時間は物理的には皆同じですが、その過ごし方、使い方によりその時間の長さは随分変わるのではないでしょうか。

寄稿H.T

数字で学ぶ無駄なコト

本文中でもあったように、時間の大切さを知ることは人生にとって有意義です。その指針となるのは、例えば平均寿命の84歳や73万6千時間などを知った際の【数字で感じる意識】でしょう。自分はもちろん、世の中の「無駄」を省いて効率的な日々を送る上で、知っておきたい様々なビックリ数字を見てみましょう!

食品ロスが年間632万トンも発生!?

日本ではおよそ年間に、約632万トンの食品廃棄物が発生しており、およそ半分にあたる302万トンは家庭で出た食品ゴミ。一人あたりに換算すると、毎日お茶碗1杯分(約136g)のご飯を捨てていることになります。食べないなら作り過ぎない…の意識も大切ですね!

1日平均約300Lの水を使っている!?

世界では約11億人の人々が、水源から1km以上離れた場所で生活しており、大半は使用できる水が1日5L未満。そんな時代に日本では60倍ほどの水が使われており、多くはトイレと風呂がその理由。身だしなみや生理現象は避けられませんが、少しでも水量を減らせる努力を!

女性が生涯使わない化粧品は300万円以上!?

イギリスで数年前に行われた調査によれば、女性は生涯で開封したものの使いきれない化粧品が約18,000ポンドになるそうで、日本円に換算すると約322万円。同じ女性同士、どこの国も大差ないと考えれば衝撃の数字です。流行や勢いに任せず、本当に使う物の選別を!

交通渋滞の損失時間は年間約40時間!?

大型連休についてまわる魔の渋滞。国土交通省の統計によれば、年間の一人あたりの総渋滞時間を労働力に置き換えてみると、約280万人分の力に匹敵するそうです。とはいえ、特定の時期にしか遠出出来ないなどのジレンマもあるでしょうから、渋滞情報の確認はなるべく早めに!

1億円以上の当選くじ20本以上が未換金!?

支払い期限が迫った宝くじ「未換金」分について、1億円以上のものが26本も存在(1/12時点)。夢を買ったつもりが、自分で手放しては本末転倒ですね。買ったことを忘れるケースもあるかもしれませんので、なるべく目に届く位置に置くなどの工夫を!