ZEN CLUB

豊かな暮らしを創るコミュニティ・ペーパー

Number.502

こころに残る言葉5 千年を、〈かたち〉に。

Relay Essay 語りの部屋

過去が現在に影響を与えるように、未来も現在に影響を与える。

-ニーチェ -
(ドイツの哲学者、古典文献学者)

社用封筒にも描かれた、指針となる言葉

1000年

「千年という時間は、それほど手の届かない話ではないね」意外なことばが返ってきた。
「50年毎に、確実にバトンを渡していけばいいのだよ」続いたことばに納得した。

ある大学の理事長に言われた言葉である。その大学もちょうど創立50年を迎え、あらたな若い人材にバトンを渡し、次の50年に向け歩みだした頃であった。

50年

高校生活を文武両道を掲げる千葉の高校でおくった。一年生の時、一つ上の先輩たちとラグビー部を立ち上げた。新参のチームであるが、県のリーグでベスト8にまで入ることができた。
そのラグビー部のOB会に久しぶりに参加したのが、還暦を迎えた年であった。後輩たちからSINCE1971と書かれた赤いジャージを贈られ、感動したことを覚えている。

2021年には、創部50周年を迎える事になる。
後輩たちが、しっかりとバトンを繋ぎ、花園へ2回出場という輝かしい戦歴を持つまでになった。いまでは、古豪と冠がつくまでに成長した。

50年という時間の記憶を、自分自身の物差しで感じることが出来たような気がした。

会社もそうありたいと思う。弊社も昭和6年(1931)に創業、来年で米寿を迎える。まずは100年、次は150年へと、まだ知らぬ未来の同胞に託していきたい。

2015年

薬師寺の復興のお手伝いをしてから、50年の時が流れた。その記録を未来の人々へ残していきたいという思いで、記録を映像に残すプロジェクトを立ち上げた。同時に新しいキャッチフレーズを模索した。私の頭のなかには、「千年」というキーワードがうずまいていた。何か斬新な、心に残る言葉は無いかと苦闘するも、決定打は出てこなかった。

そんな中、記録映像の制作をお願いした写真家の遠藤湖舟氏に委ね、誕生したのが『千年を、〈かたち〉に。』という言葉である。

我々は、1300年前の建物を復元し、さらに千年先までかたちを伝えていく使命が有る。そんな気持ちをこめ、作った言葉である。

この言葉を、いつまでも次の世代の心に残し、引き継いでもらいたいと願っている。

寄稿K.I

1000年

「千年という時間は、それほど手の届かない話ではないね」意外なことばが返ってきた。
「50年毎に、確実にバトンを渡していけばいいのだよ」続いたことばに納得した。

ある大学の理事長に言われた言葉である。その大学もちょうど創立50年を迎え、あらたな若い人材にバトンを渡し、次の50年に向け歩みだした頃であった。

50年

高校生活を文武両道を掲げる千葉の高校でおくった。一年生の時、一つ上の先輩たちとラグビー部を立ち上げた。新参のチームであるが、県のリーグでベスト8にまで入ることができた。
そのラグビー部のOB会に久しぶりに参加したのが、還暦を迎えた年であった。後輩たちからSINCE1971と書かれた赤いジャージを贈られ、感動したことを覚えている。

2021年には、創部50周年を迎える事になる。
後輩たちが、しっかりとバトンを繋ぎ、花園へ2回出場という輝かしい戦歴を持つまでになった。いまでは、古豪と冠がつくまでに成長した。

50年という時間の記憶を、自分自身の物差しで感じることが出来たような気がした。

会社もそうありたいと思う。弊社も昭和6年(1931)に創業、来年で米寿を迎える。まずは100年、次は150年へと、まだ知らぬ未来の同胞に託していきたい。

薬師寺へ奉納した当時の資料

2015年

薬師寺の復興のお手伝いをしてから、50年の時が流れた。その記録を未来の人々へ残していきたいという思いで、記録を映像に残すプロジェクトを立ち上げた。同時に新しいキャッチフレーズを模索した。私の頭のなかには、「千年」というキーワードがうずまいていた。何か斬新な、心に残る言葉は無いかと苦闘するも、決定打は出てこなかった。

そんな中、記録映像の制作をお願いした写真家の遠藤湖舟氏に委ね、誕生したのが『千年を、〈かたち〉に。』という言葉である。

我々は、1300年前の建物を復元し、さらに千年先までかたちを伝えていく使命が有る。そんな気持ちをこめ、作った言葉である。

この言葉を、いつまでも次の世代の心に残し、引き継いでもらいたいと願っている。

寄稿K.I