ZEN CLUB

豊かな暮らしを創るコミュニティ・ペーパー

Number.507

菊間千乃 ゼンブライフ全部レポート!

菊間千乃 ゼンブライフ

収録を終えた菊間千乃さんと「池田建設株式会社」取締役管理本部長兼安全対策室長の伊藤健さん

〝住まいのエキスパート〟を毎週ゲストに迎え、不動産や住まいにまつわるとっておきのノウハウを聞くラジオ番組「菊間千乃 ゼンブライフ」。放送開始以来、大きな反響を呼んでいます。5月前半のゲスト「池田建設株式会社」取締役の伊藤健さんが用意したテーマは『思いをつないで50年』というものでした。

同社が手掛けてきた奈良・薬師寺の復興事業について説明します。「当時の管主・高田好胤師と弊社の深井斌社長との交流から生まれたありがたいお話でした。深井社長はこれを名誉な事とし、『採算度外視で延払い、利子は取らなくて良し』と語り、ご下命頂きました」。法隆寺の昭和の大修理を終えたばかりの宮大工・西岡常一棟梁を迎え入れ、金堂、西塔、中門、玄奘三蔵院伽藍回廊、大講堂と復興が進行。今では回廊の一部を残すまでとなったのだとか。伊藤さんは「この間、人は変われど、強い思いをつなげて気が付いてみたら50年が経過。この復興事業を通して、思いをつないでかたちにすることが、いかに大切だということを改めて学ばせてもらいました」と語りました。

二本目の収録テーマは、池田建設のキャッチフレーズでもある「千年を、〈かたち〉に。」について。その言葉に込められた思いについて、伊藤さんは「1300年前の建物である薬師寺を復元し、現代によみがえらせ、そして1000年先まで伝えていく。そんな思いから生まれました」と説明しました。

パーソナリティの菊間さんからの「薬師寺復興事業の意義とは何でしょうか?」という質問に対し、伊藤さんは「白鳳建築の姿をいまによみがえらすという本来の目的と、その伽藍復興に直に携わることのできた大工さんたちが西岡常一棟梁の教えを得て、いまでは、立派な大工となり日本各地で活躍をしていることでしょうか。技術が受け継がれていったということです」と述べました。

最後に伊藤さんは、西岡常一棟梁の「塔組は木組み。木組みは木の癖組。木の癖は人で組め。人は心で組め。百工あれば百念有り、これをひとつに統ぶる、これ匠長の器量なり。百論ひとつにとまるこれ正なり。」という言葉を引用。「1000年も前からのことばですが、今の世の中にも通じるものがあると感銘を受けました」と締めくくりました。

「菊間千乃 ゼンブライフ」

  • 放送日時:毎週月曜 朝18:45~19:00
  • パーソナリティ:菊間千乃
  • Twitterアカウント @zenbulife
    https://twitter.com/zenbulife