ZEN CLUB

豊かな暮らしを創るコミュニティ・ペーパー

Number.507

自他のネットワーク全体を 根元のところから監視保護する

専門家 家のあれこれ・生活のあれこれ

――犯罪者がIoT機器を介して自宅のネットワークに侵入することはわかりました。でも、私たちが直接ダメージを受けるような実害はないのですよね?

そんなことはありません。昨年観測されたウイルスの中には、大切なIoT機器を破壊してしまうものもありました。最悪、そこまで至らなくても、ご自宅のネットワークを介して外部に攻撃をすれば、ルーターの処理能力が著しく低下して動かなくなることも。テレビやレコーダーの調子が悪いけれど、まったく原因がわからない…ことだってあり得ます。さらに今後は、フィッシングやID/パスワードの盗難が可能になるウイルスやランサムウェアが、IoT機器を経由して皆さんのパソコンに仕込まれる可能性だって大いにあり得ます。

結局、電化製品全部がネットにつながってしまうと、とても管理しきれない。全部の機器のIDとパスワード、脆弱性のアップデートをするなんてとてもできるものではありません。とにかく、もうサイバー攻撃という犯罪行為は、決して遠い場所で起こっている問題ではなく、家庭の機器が簡単に標的になるということはもう避けようの無い事実なのです。

――一体、どのように身を守れば良いのでしょうか?

IoT機器の購入時に認証の仕組みや預ける個人データ、アップデートを頻繁に行なっているメーカーの製品かどうかを調べる必要があります。一つひとつの機器を調べて対策していくのが困難なら、ネットワーク全体を根元のところから監視保護するセキュリティが必要となります。私たちが「SECURIE」を扱うのは、そういった理由があるからに他なりません。この先々にも起こりうる可能性を予測し、そして啓発していくことで、できるだけ起こりうるリスク、ネット犯罪被害を減らしたいと考えています。

今月の専門家 山本和樹

BBソフトサービス株式会社
セキュリティエバンジェリスト
フィッシング対策協議会 運営委員
一般社団法人
セキュリティ対策推進協議会 理事