ZEN CLUB

2021年01月号 Number.525

おうち時間を楽しもう

#001「日本茶」を楽しむ

急須から日本茶をいれる写真

おうち時間を満喫するさまざまなヒントを
ご紹介するコーナー。
今回の主役は「日本茶」です。

本当は気軽に楽しめる「日本茶」。
淹れかた次第で変わる、
味や香りを楽しんで。

新春とはいうものの、厳しい寒さが続く1月。
忙しい家事の手がちょっと空いたひとときに、贅沢なティータイムはいかが?
おすすめしたいのは、和の香り高い「日本茶」です。
誰かのためではなく、頑張っている自分へのご褒美として楽しみたい、とっておきの一杯です。

さまなまな種類がある「日本茶」

コーヒーや紅茶と同じく、「日本茶」にもさまざまな種類があります。一番身近なのは、蒸した葉を揉んで乾燥させた緑茶※。育て方・摘み取り時期・加工法によって、最高級のぎょくろ玉露から煎茶、番茶などの違いがあり、多彩な味と香りが楽しめます。一方、緑茶を使った加工茶の代表がほうじ茶。高い香りと穏やかな味で、飲みやすいのが特徴です。

「日本茶」をおいしく淹れるには

 おいしい「日本茶」を淹れる条件は3つだけ。しっかり沸かしたお湯と清潔な茶器、新鮮な茶葉があれば十分です。淹れ方もシンプルで、上等なお茶はぬるめのお湯で控えめに、ふだん使いなら熱めのお湯をたっぷり使うのが基本。例えば繊細な味を持つ煎茶なら、湯温は約70℃、浸出時間は1~3分。逆に香りを楽しむほうじ茶や番茶には熱湯を使い、30秒ほどで注ぎ分けます。茶葉の量や湯温、浸出時間で変化する味と香りを楽しみながら、自分だけのおいしさを見つけてください。

器やお菓子にも自分だけのこだわりを

 とっておきの「日本茶」を楽しむなら、器にもこだわりを。同じ白地の磁器でも、大きさや形によって、感じる香りや甘みは微妙に違うとか。陶器やガラスのものなどをそろえ、季節や時間で使い分けるのも素敵です。もう一つこだわりたいのがお茶菓子。とりわけ上生菓子といわれる和の生菓子は、色・形・菓銘のすべてに洗練された感覚が息づきます。一杯のお茶を通して伝統の美意識に触れるのも、新春ならではの贅沢といえそうです。

煎茶と急須とお茶請けの写真
丁寧に入れた煎茶で楽しむ、自分だけのティータイムお茶請けは寒梅をかたどった上生菓子
お茶の入った素材・形の異なる4つの器
金属のような光沢があるもの(左上)、愛着のあるふだん使いのもの(右上・左下)、玉露用の小さなもの(右下)など、ひと口に茶碗といってもバリエーションは実に多彩

ちょっとタメになる「日本茶」のことお茶の薬効成分。昔は薬として扱われたお茶。今、その薬効成分が改めて注目されています。カテキン:ポリフェノールの一種で、ガンの発生を抑えるほか、色素沈着や口臭を防ぎます。カフェイン:眠気覚ましのほか利尿作用もあり、疲労やむくみを改善します。ビタミンC:メラニン色素の沈着を防ぐほか、ストレスを抑える効果があります。