ZEN CLUB

2021年03月号 Number.527

四季折々に豊かな心を育む くらしの歳時記

第1回 ひな祭り

家で作るご馳走、ちらし寿司

彩り豊かな魚介や野菜を盛り込みます。海老、蓮根、豆は縁起物。緑色は旬の野菜を使って季節感を大切に。

ひな祭りの行事食といえば「ちらし寿司」。「ちらし寿司」は平安時代のなれずし※に由来するという説が有力ですが、時を経てひな祭りの行事が広まるにつれ、華やかで縁起の良い具材を使うようになり、ひな祭りに欠かせないものとなりました。

地域によって「ばら寿司」や「五目寿司」、「混ぜ寿司」など様々な「ちらし寿司」がありますし、家々によっても受け継がれる味はそれぞれです。「バランスよく食べて健康に過ごしてほしい」、「食べ物に困らず幸せに過ごしてほしい」という家族の願いが込められているのです。

湯気がたった熱いご飯をおばあちゃんやお母さんがすし桶に移し、すし飯と甘辛く煮た具材を素早く混ぜ合わせるすぐそばで、パタパタと一生懸命にうちわであおぐ子どもたち。

日本人にとってはそんな懐かしい光景が思い出される慣れ親しんだご馳走でもあります。

撮影協力:和しょく 志喜(京都市中京区)

ひと手間加えて新しいちらし寿司に

  1. 一口サイズで食べやすい“押し寿司”は海鮮の具材をのせれば豪華な握り寿司のよう。型が無くても牛乳パックなどで工夫して作れます。
  2. カップやグラスに盛り付ける“カップ寿司”。すし飯の間に具材を入れてケーキのように可愛く、見た目も華やか。