ZEN CLUB

2021年06月号 Number.530

住まいの「今」と「未来」を描く あしたの住まい Vol.03

ユニーブル下目黒(東京都目黒区)モデルルーム

生活シーンで使い分ける多灯分散照明

多灯分散照明とは

日本の住宅では昔から一つの部屋に一つの照明器具で部屋全体を照らす「一室一灯照明」という照明方式が一般的でした。しかし最近では、「リビング・ダイニング」という広い空間を生活の中心の場として過ごすことが一般的となってきたことで、ダイニングで食事をしたり、リビングでくつろいだりとさまざまな生活シーンや用途に合わせた「灯り」が求められるようになってきました。また、住まいの照明もLED化が進み、昨今のCO2削減などの省エネへの関心も高まるにつれ、「多灯分散照明」という、低ワット数の照明器具を分散して配置し、必要な時に必要なところを照らす照明方式が採用されるようになってきました。

生活シーンに合わせて印象を変える

照明は、室内を明るくするだけではなく、住まいの雰囲気を決める大事な要素です。「多灯分散照明」を取り入れれば、食事や読書、ホームシアターなど、生活シーンに合わせて照明の組み合わせを自在に調整し使い分けることができます。それにより、ドラマチックな空間や、落ち着いた雰囲気を作り出すことができ、室内の表情も豊かになります。今回は、生活シーンにおける多灯分散照明の事例と照明の種類をご紹介します。

写真提供:RoomClip/chieさん/Room No.692183

生活シーンにおける多灯分散照明の事例

ダイニングテーブルをレストラン風に

『ペンダントライト』でダイニングテーブルを照らし、『ダウンライト』で室内をほんのり照らせば、リラックスした雰囲気を作り出すことができ、ダイニングをレストラン風に演出できます。

部屋のコーナーに配置した『ダウンライト』料理を直接照らす『ペンダントライト』

リラックス時間のリビングルーム

リビングでくつろぐ時は、『ダウンライト』をほんのり照らし、テレビ背面は『ウォールウォッシャーダウンライト』、ソファ周りに『スタンドライト』を使い、適度な明るさを配置します。

壁面を照らす『ウォールウォッシャーダウンライト』室内の雰囲気作りに役立つ『スタンドライト』

勉強や家事の効率を高める

ダイニングで勉強、リビングで洗濯物をたたむときなどは、手元の灯りにそれぞれ『ペンダントライト』『ダウンライト』を使います。外の明るさに応じて『スタンドライト』の灯りを足します。

作業の手元を直接照らす『ペンダントライト』と『ダウンライト』『スタンドライト』で明るさの調整を