ZEN CLUB

2021年08月号 Number.532

おうち時間を楽しもう

#008「朝粥」を楽しむ

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おうち時間を満喫するさまざまなヒントを
ご紹介するコーナー。
今回の主役は「朝粥」です。

夏の暑さが本格化する8月。
夏バテで食欲も落ち気味という方は朝粥を試してみませんか。
消化が良く、温かなお粥は冷房で冷えた身体も中から温めてくれるはず。
胃腸にも負担が少ないお粥で朝からエネルギーチャージ!

夏の朝には温かなお粥を

お粥というと、体調を崩したときに食べるイメージがありますが、バテ気味の夏の朝、健康食として食べるのにもぴったり。韓国や中国では、美容や健康に良い食事とされているほか、京都でも夏場に朝粥を味わえる老舗料亭があるほどです。

お粥なら、普通に炊いた白米を食べるよりも水分が多いため、内臓に負担をかけることなく栄養を摂取することができます。また、お粥に含まれる豊富な水分が睡眠中に不足した水分を胃腸まで届けてくれるというメリットも。冷房で冷えた体にも、温かいお粥が胃腸を温めてくれるので、免疫力アップが期待できます。さらに、白米に含まれる糖質は、体の主要なエネルギー源で、摂取してから最も早くエネルギーに変わる栄養素ともいわれています。少量のお米で炊き上げるので、ご飯を食べるよりもカロリーは控えめ。ダイエットが気になる方にも良さそうです。

お粥自体はシンプルな味のため、濃いめの具材をいくつか用意することで家族それぞれ、好みの味つけで楽しむことができます。卵や鮭をトッピングしたり、鶏ガラスープで中華風に仕上げても。漬物や佃煮を付け合わせにするなど、飽きない工夫をすることで、最後までおいしくいただけますよ。

最後に、食欲がないときでも食べやすいあんかけお粥のレシピをご紹介します。

お粥に「10の効能」
「粥有十利(しゅうゆうじり)」



粥有十利とは禅宗の一つである曹洞宗の開祖・道元禅師が挙げたお粥の10の効能のこと。
先人の知恵にならって、お粥による養生法を試してみてはいかがですか。

  1.  体の色艶が良くなる
  2.  気力が増し
  3. 寿 長命となり
  4.  食べ過ぎとならず、体が安楽
  5. 詞清弁しせいべん 言葉が清く爽(さわ) やかになり
  6. 宿食除 前に食べたものが残らず胸焼けもせず
  7. 風除 風邪も引かず
  8. 飢消 消化良く栄養となって飢えを消し
  9. 渇消 のどの渇きを止め
  10. 大小便調適 便通も良い

レタスとカニかまのあんかけお粥

材料 (2人分)


・お粥…………2杯分

〈レタスの餡〉
  • レタス……………1枚
  • カニかまぼこ………40g
  • 出汁…………1カップ
  • 薄口醤油………小さじ1 
  • 塩…………小さじ1/4
  • 生姜の絞り汁……小さじ1
  • 片栗粉………小さじ2
  • 水………………小さじ2

下準備

レタスは粗みじんに切る。カニかまぼこは食べやすくほぐしておく。片栗粉は水で溶いておく。



作り方
  1. 小鍋に出汁と薄口醤油、塩を入れて火にかけ、レタスとカニかまぼこを加えてひと煮立ちさせたら、生姜の絞り汁を加えて、水溶き片栗粉でとろみをつける。
  2. 器にお粥を盛り、1をかける。