ZEN CLUB

2021年09月号 Number.533

おうち時間を楽しもう

#009「寄せ植え」を楽しむ

おうち時間を満喫するさまざまなヒントを
ご紹介するコーナー。
今回の主役は「寄せ植え」です。

季候のおだやかな秋は、春に並ぶガーデニングの季節。
玄関やお部屋の中でも気軽に草花を楽しめるのが「寄せ植え」です。
今回は、寄せ植え作家である吉田完深さんに、
寄せ植えの楽しみ方について伺いました。

感性をつめ込んで秋を楽しむ寄せ植え

寄せ植えとは、一つの鉢に数種類の植物を植えること。花束のように自分なりの感性を鉢の中で表現したり、成長を見守るという楽しみもあります。寄せ植えを作るときにまず、考えておきたいのが鉢をどこに置くか。「日照条件によって、選べる花材も変わってきますし、同じ環境で栽培するため、似たような性質の植物を集めることが大切です」と、吉田さん。

花材選びに迷ったら、まずはメインとなるひとつの花を決めるとスムーズだそう。「ある程度、存在感のある花材を選んで、次に脇役を決めていきましょう。色合わせに困ったら、白いものを入れるとバランスがよくなります」。

9月はまだまだ残暑が厳しいときでもあるので、暑さに強く、かつ秋らしい色合いの花がオススメだと言います。秋らしさを演出する色味は、紅葉を思わせる赤・黄色・オレンジや紫など。また、唐辛子などの実ものや、葉色が赤・桃・黄・橙などカラフルに揃うアルテルナンテラというカラーリーフ、カレックスなどススキ状の草を加えると、より秋らしい寄せ植えになるそうです。

都会では、土に触れる機会も少ないかもしれませんが、寄せ植えなら、お子さんとも気軽に取り組めそうです。水をやり、草花を愛でることで家族の楽しみも増えるはず。玄関や窓辺などに秋の草花を盛り込んだ寄せ植えを置いて、秋の風情を楽しみましょう。

寄せ植えの作り方

初めての方でも簡単にできる寄せ植えの作り方を教えていただきました。

お花は奇数を選ぶのがコツです

1.メインの花を決めてから背の高いもの、中間の高さのもの、鉢の周りや鉢から垂れ下がる花や葉を選びます。

培養土は花苗のポットの高さより下の位置まで

2.素焼き、陶器、木製など好みの鉢を選んだら、底にネットを敷き、培養土を入れます。

3.花苗をポット付きのまま配置し、高さがあるもの、下垂するものなど、植え込み前に構成を考えます。

4.ポットから苗を出し、根鉢を軽く落として並べ、すき間に土を入れます。根鉢の高さが同じになるように底の土で調節します。

Point

  • 植え付け後2、3日は半日陰で養生します。
  • 水は根元からやります。水やりのタイミングは土が乾いたら、たっぷりを意識して。
  • 10日に1回液体肥料をあたえます。
教えてくれた人

寄せ植え作家・講師

吉田 完深まさみ さん

1998年より、ガーデニング&アロマテラピーを専門とした教室「グリーンオフィスベルデ」を主宰。自身の教室や各地で年間延べ2000人以上にレッスンを開催。新しい寄せ植え“プランツ・ギャザリング”の普及にも力を入れている。現在は娘さんと親子で活動中。

グリーンオフィス ベルデ
https://www.green-verde.jp/