ZEN CLUB

豊かな暮らしを創るコミュニティ・ペーパー

Number.495

風鈴を 見上げ故郷に 思い馳せ

今月の俳句

愛知県 三日月様

季節感溢れる、風景写真と俳句を募集中!「ZEN CLUB」の表紙を飾る写真と俳句を募集中。応募写真は編集部にて選考の上掲載いたします。 詳しくは「ZEN CLUB編集室」へ 052-703-1111(代) 

風鈴

チリンチリンという音色を聞けば、涼やかな気持ちがこみ上げる風鈴。あまり注意深く見ることがないかもしれませんが、実は様々な種類があります。例えば江戸風鈴に代表されるガラス製は色鮮やかなデザインが特徴で、多くの方がイメージする繊細な音色を奏でるタイプ。まるでお寺の鐘のようなフォルムの南部風鈴は鉄製の工芸品(岩手)で、ひとつの音が長く響き渡るタイプです。また、琉球ガラス製(沖縄)のものや、竹細工のかごに囲まれたユニークなもの(静岡)など、全国各地で豊かなバリエーションを見せています。ところで前述の江戸風鈴の音色の秘密は、「鳴り口」と呼ばれるガラスが切断された部分。そもそも江戸風鈴は型を使わず、宙に浮かせた状態でガラスを吹いて作るため、丸いガラスの一部を割るのは職人の手作業。むき出しの切り口はギザギザの形状となり、中のおもりが触れることで優しい音色が鳴る仕組みです。手作業ゆえに同じ形が存在せず、微妙な音の違いを生む点がわびさびを感じさせますね。

暑中お見舞い申し上げます

暑中お見舞い

株式会社ZENホールディングス
代表取締役
小林 憲司

初夏の候、皆様におかれましては
ますますご清栄のことと拝察いたしております。

先日岡山県の北東部に位置する美作市(みまさかし)の取組がテレビで紹介されていました。美作市は、岡山県内の市の中で最も人口が少なく(約2万8千人)、少子高齢化も進んでいます。美作市では介護人材の担い手として外国人労働者に頼るしかないこと、しかし、日本語試験の問題もあって外国人労働者にとって日本は必ずしも働きやすい国ではないことが報道されていました。遠くない将来において日本で一般的になるであろう問題を美作市は一足先に経験しているように思います。

2018年6月6日の日本経済新聞によれば、政府は外国人就労の拡大を表明し、人手不足が深刻な建設や農業、介護など5業種を対象に2019年4月に新たな在留資格を設けるとのことです。国際的な外国人労働者の獲得競争は激しく、例えば、東南アジアの介護ワーカーにとって台湾は言葉の習得がほとんど必要ないという点で日本より働きに出やすいという事情があります。

とはいえ働き場としての日本の強みはまだまだ数多くあります。例えば、治安の良さ、生活費の安さ、手頃な価格で外食が出来る、水道電気などの生活インフラが整備されている、東京では地下鉄などの公共交通インフラが整っていることなどです。また物価水準から考えれば、日本の給与水準は東南アジアの労働者にとって魅力的でもあります。

外国人労働者を獲得するために克服すべき課題は、日本語教育の充実であり、外国人労働者にも日本人と同様な社会保障制度を提供することになると考えられます。しかし、今までのような外国人労働者は使い捨て的な発想では選ばれる国にならないということはここで認識しておく必要があるでしょう。

あと30年

COLUMN

先日、カンヌで最高の賞を受賞した日本人監督が、政治権力とは距離を保つと、大臣からの祝意を断ったという。そのニュースを聞いた日は一日中気分上々であった。このような一抹の悲しみをもち自国を憂う日本人が未だにいたかと思うと、素直にうれしく、自分も頑張らねばという気になった。

何かとトランプがいろいろと騒がれているが、こんなものは歴史の必然からのものであり、大したことはない。少々の時間差はあっても多くの人々(今は世界中)の味方へ必ず歴史は刻んでゆく。人間という生物の「絶対性」である。

日本は米国の五十一番目の州になってしまった。人間の尊厳を失った政治。たった一つの出来事(原子力に対する総体性、そして唯一の被爆国として)から一事が万事。

また、申し訳ないが一人として人間の格差等のない高い品性をもった日本人、底深く慈愛に満ちた日本人は見当たらない。注意すべきは天文学的な国家の借金(安く見積もっても1500兆円)は誰が払うのか。真面目に汗を流す国民からじわじわと小利口に「搾り取る」以外に魔法の杖など有るはずがない末恐ろしさを感じる。

いずれにせよ、「志を高く」日本民族としての共感の中に若者が将来に夢を持てる世の中にピッタリと照準を合わせよう。そして若者に対しては、日本人としての自覚、当事者意識をもたせ、もっと「心」に根付く教育を学校でも家庭でもしていこう。

Y.M