ZEN CLUB

豊かな暮らしを創るコミュニティ・ペーパー

Number.480

夢心地 桜一色 ファンタジー

今月の俳句

愛知県加藤 淑翠

季節感溢れる、風景写真と俳句を募集中!「ZEN CLUB」の表紙を飾る写真と俳句を募集中。応募写真は編集部にて選考の上掲載いたします。 詳しくは「ZEN CLUB編集室」へ 052-703-1111(代) 

ちょうど本号が発刊される頃は、桜の季節まっただ中ですね。桜そのものの美しさにウットリするのも良いですが、「桜+α」の観点から風景を楽しめば、いつもと違う感動に出会えるでしょう。例えば新潟県の高田城では、お城を背景に約3,000個のぼんぼりがピンクのトンネルを照らし出す絶景の夜桜が楽しめます。また、東京都の隅田公園で眺める桜はスカイツリーとのコラボレーションがポイントで、都会の風景+桜の絶景と言えるでしょう。その他、動きながら鑑賞する桜も見もの。富山市の松川遊覧船からは川縁に続く桜並木に癒されること必至で、船長の解説も相まって、さながら歴史クルーズのよう。桜+αの楽しみ方、あなたも見つけてみませんか?

公正な目で問題を未然にクリア インスペクションの新制度

住宅ニュース速報

昨今、リフォームに関する補助金制度が活発に設けられ、住まいを【暮らしやすいものへと変えていこう】という風潮が見られます。理想に近づけることはもちろん大事ですが、まずは家の状態を診断し、最低限必要な工事を洗い出すことが先決です。そんな建物診断のスペシャリストを輩出するべく、国土交通省は2月の初旬に既存住宅状況調査技術者講習制度を創設。この制度は2018年4月に施行される宅建業法改正を見据えたもので、インスペクションの実施主体となる技術者(建築士)を育てようとするもの。

インスペクションとは「実態調査」の意味で、今回の場合、既存住宅の媒介時に行う住宅の劣化状況、欠陥の有無などのアドバイスを指します。これが来年、宅建業法改正で義務づけられるため、国をあげて乗り出したというわけです。そもそもインスペクションが利用されていないと、どのようなデメリットがあるのでしょうか? 例えば基礎部分に大きな問題があるのに、それを知らずに購入してしまったり、思ったよりも修繕部分が増えて工事費がかかってしまったりと、予想外のトラブルに見舞われる可能性をはらんでいます。売主側でも買い主側でもない【第三者の目】で公平に診断されるからこそ、無駄のないリフォームが実現。中古売買の流れがもっと安心でスムーズになる本制度、今から要注目です!

既存住宅状況調査の基本的な検査内容とは?

  • 現況検査の内容は、売買の対象となる住宅について、基礎、外壁等の住宅の部位毎に生じているひび割れ、欠損といった劣化事象及び不具合事象(以下「劣化事象等」という。)の状況を、目視を中心とした非破壊調査により把握し、その調査・ 検査結果を依頼主に対し報告することである。
  • 現況検査には次の内容を含むことを要しない。
    • 劣化事象等が建物の構造的な欠陥によるものか否か、欠陥とした場合の要因が何かといった瑕疵の有無を判定すること
    • 耐震性や省エネ性等の住宅にかかる個別の性能項目について当該住宅が保有する性能の程度を判定すること
    • 現行建築基準関係規定への違反の有無を判定すること
    • 設計図書との照合を行うこと

新築神話の崩壊か?

COLUMN

㈱不動産経済研究所が発表した住宅統計データが業界で話題となっている。2016年は、マンション市場の転換点として記憶される年になるかもしれないと。

それほどのインパクトのある事象がおきた。首都圏における中古マンション成約数が新築マンションの供給戸数を追い抜いたのだ。新築マンション供給戸数は35,772戸。中古マンション成約数が37,108戸。中古が新築を1,336戸上回った。マンション市場始まって以来の出来事である。

同社によれば、中古価格は新築価格の50~55%のレンジに収まるというデータを踏まえると、新築マンションの価格高騰・高値安定が主たる原因とはいえない。むしろ、ここ10~20年の資産デフレ時代に供給された、好立地で専有面積が比較的広い、つまり良質なマンションが中古市場に出回っていて、それらが住宅市場をリードしているのではないかと分析している。つまり一過性ではなく構造的なマーケットの変化がおきている。

日本にも、住宅が都市の良質なストックとして位置づけられる時代が到来したのだろう。ますます、リフォーム、リノベート、そして流通、管理のニーズが高まっていくに違いない。

それは、当グループに大いに期待されるところでもあるし、今後、ますます高度な不動産、建築、管理の経験と知識を磨いていく必要があることを示唆している。

K.X