ZEN CLUB

豊かな暮らしを創るコミュニティ・ペーパー

Number.504

桜狩り 何処まで届く この香り

今月の俳句

愛知県 加藤 淑翠様

季節感溢れる、風景写真と俳句を募集中!「ZEN CLUB」の表紙を飾る写真と俳句を募集中。応募写真は編集部にて選考の上掲載いたします。 詳しくは「ZEN CLUB編集室」へ 052-703-1111(代) 

春になると花開く桜は、美しい花の代表の一つですが、実は、周りの植物の成長を妨げる力を持っているのです。桜の葉では「クマリン」という毒の成分が生成され、雨で地面に落ちると、栄養を他の植物に摂られないように毒を撒いているとか。お花見の際に他の植物に邪魔されず、間近で花を愛でることができるのは、桜自身の生存本能のおかげだったのです。クマリンは少量であれば人が摂取しても全く問題ないので、桜餅は安心して食べてくださいね(笑)。

スマートウェルネス住宅等推進事業の変更点と新事業に関する説明会

住宅ニュース速報

国土交通省が推奨する「スマートウェルネス住宅等推進事業」に、平成31年度予算案で盛り込まれた支援制度の変更点や新規事業についての説明会が、2月26日より全国7都市で行われました。

そもそもスマートウェルネス住宅とは、「スマート=賢い」と「ウェルネス=健康」を合わせた【省エネに優れ、健康に配慮した家】を指します。この事業では、高齢者や障害者、子育て世帯などが安心して暮らせる住環境(=スマートウェルネス住宅)の実現を目標とし、サービス付き高齢者住宅の整備費支援や多世帯の交流を考慮した先導的な住環境整備に係る取り組みを、介護・福祉・医療関係団体、不動産関係団体、NPO 法人、地方公共団体(住宅部局・福祉部局等)などへ向け広く募集しています。審査の結果、採択された取り組みには、実施に必要な費用の一部補助が受けられます。

説明会自体は関係団体に対するものでしたが、温度差による血圧の急上昇・急下降が引き起こすヒートショックを防ぐ断熱改修や、シックハウスの原因物質を屋外に排出する換気システムの設置など、新築住宅の購入やリフォームで支援対象に含まれるものも多くあるのです。

現在、超高齢社会や医療費の増加などが問題となっており、健康に配慮した住宅のニーズや商品も増えてくることが予想されるので、より多くの人に注目していただきたい内容です。

いつか読まねば。

COLUMN

昨年2月、石牟礼道子(いむれ みちこ)氏が亡くなった。新聞等の評伝で著作の一端に触れる機会を得た。代表作「苦海浄土 わが水俣病」は、作家の池澤夏樹氏が編纂した世界文学全集に日本文学で唯一選ばれ話題にもなった。言葉を失った患者の聞き書きが「詩」へと昇華することで、単なる公害病の告発本ではなく、一級の文学として成立している。そこに紡がれている物語は壮絶を極めるが、しかし美しい。

地元の本屋で「苦海浄土」を手に取ってみたが、その時は読む勇気がなかった。読もうと思って、なかなか手が出ない類いの一冊といえる。自分の中で機が熟すまで待とうと思う。

先日、ある新聞記事が目に留まった。化石燃料の大量消費によるCO2増大が地球温暖化をもたらして久しいが、最近は、それに加えて「マイクロプラスチック」による海洋汚染が深刻なレベルになっているとのこと。人間を含む多数の動物に悪影響を及ぼすと世界経済フォーラム(ダボス会議)でも議題にのぼっている。世界規模(現代文明による)の公害になりはしないか?

いつか読まねばという思いは、日に日に募るばかりだ。

K.X