Interior Idea
interior idea 26 部屋と料理を彩る緑 〈キッチンハーブ〉
ダイニングやキッチンの窓辺に小さなグリーンがあると、くつろぎの空間を演出できたり、インテリアのアクセントになります。しかも、それが料理にも使えたらとても便利。料理のトッピングや付け合わせに、ちょっとだけハーブが欲しいときに役立つ、そんな「キッチンハーブ」を育ててみませんか?
ハーブはベランダや室内でも手軽に育てられます。料理によく使うものから選ぶのはもちろん、あえてあまり使ったことがない種類を育てて料理のレパートリーを広げてみるのも楽しいものです。比較的丈夫なものが多いので、植物を育てるのが苦手だという方もぜひ挑戦してみてください。
ハーブは種から育てることもできますが、初めての方は苗を買ってお気に入りの鉢に植え付けするのがおすすめ。室内に土を置くのが嫌な場合は、水や専用資材と肥料だけで育てる水耕栽培キットもあります。
収穫できるようになったら、こまめに摘み取ってどんどん料理に使いましょう。摘み取ることで他の葉へ栄養が行き渡り、新しい芽が出るのを促します。ただし、葉が少なすぎると光合成ができませんので適度に残すことを忘れずに。ハーブを使ったレパートリーが増えると、食卓の彩りが豊かになりますよ。
育てやすくて使いやすいキッチンハーブ5種
ローズマリー
肉や魚の臭み抜きとして定番のローズマリーは丈夫で枯れにくく、初心者向けのキッチンハーブの代表です。生育も旺盛なので、寄せ植えよりもローズマリーだけの鉢に植えるのがおすすめ。花も食べられます。
- 植えつけ
- 4月~5月頃
- 収 穫
4月~11月頃
イタリアンパセリ
一般的なパセリより葉や茎も柔らかなイタリアンパセリ。苦味もマイルドで、生でサラダやカルパッチョ、パスタのトッピングにたっぷり乗せるなど欧米ではポピュラーな食材。直射日光は避けて日当たりの良い場所に。
- 植えつけ
- 4月下旬~6月上旬
- 収 穫
- 6月~10月頃
バジル
イタリアンに欠かせないバジルは別名「ハーブの王様」。水を好み乾燥に弱いため、水切れを起こさないように。花を咲かせると葉や茎が硬くなり味も落ちるため、草丈が20cm程度まで生長したら開花前に切り戻します。
- 植えつけ
- 5月~7月頃
- 収 穫
- 6月~10月頃
ミント
優しく甘い香りのスペアミント系と、強くスッキリとした香りのペパーミント系のほか、日本にも和ハッカ(和薄荷)があります。繁殖力が強く、庭や大きいプランターに植えるとその分増えるので、小さめの鉢で育てましょう。
- 植えつけ
- 4月~6月/9月~10月
- 収 穫
- 4月~10月頃
大葉(青紫蘇)
日本のハーブの代表選手。葉はもちろん、芽や花や実も料理に使え、日本の食卓ではおなじみの使いやすさ。次々と新しい葉が出てきてたくさん収穫できます。暑さに強く丈夫ですが乾燥すると葉が硬くなるので注意。
- 植えつけ
- 4月下旬~5月頃
- 収 穫
- 6月~8月頃