ZEN CLUB

2024年 04 月号 Number. 564

Interior Idea

interior idea 27 家の印象を決める“顔” 〈表札〉

昨今、表札を選ぶ際に表札を掲げる意味、つけない場合の置き配などによる誤配、社会的問題となっているコミュニティの希薄化との関係性とは。表札は家の顔。表札を掲げる意味について、1980年創業表札のパイオニア・株式会社福彫 山本憲史さんにお話を伺いました

インテリアアイディア:interior idea 27 家の印象を決める“顔” 〈表札〉

賃貸住宅では表札を出している家庭は25.3%ですが、持ち家で表札を出している家庭は77.3%にのぼります*。

表札は、住む人の個性を映し出し、永く共に在り続ける“象徴” です。表札を掲げるメリットとして、自分の家という実感が持てる、郵便物の誤配達を防ぐだけでなく、近所の人々とのコミュニケーションにも役立つなどが挙げられます。

日本で表札が一般的に使われ始めたのは、明治初期に戸籍法の制定や郵便制度の導入が行われてからで、本格的普及が進んだのは1923年の関東大震災以降とされています。

歴史的にはわずか100年程ですがその進化はめざましく、かつては木材や石材に文字を入れたものが一般的でしたが、今日では、チタン、真鍮、ステンレスなどの金属から硝子やアクリル、陶磁器など素材もさまざま。

文字だけでなくデザイン性も優れたものになっており、機能性も重視された宅配ポスト付の門柱との組み合わせも人気が高くなっています。

「今や表札をはじめサインプレート、館銘板はただ名前を示すためのものではなく、美をまとい個性を映し出すステイタスシンボルとしての役割を担う時代へと変化しています。

常に新素材の研究開発や独創的なデザインの企画に取り組み、これからも旧来の表札のイメージを一新する優れたデザイン性とクオリティの高さを実現してまいります」(山本さん)

外観の雰囲気に合わせた素材、デザイン、書体と機能で、我が家を素敵に演出しましょう。

金属表札

真鍮やステンレス、チタンなど、金属の質感はスタイリッシュ。プレートタイプの他に切り文字タイプも

ウォールアクセントサイン

塀素材とのコーディネートによってファサードの印象を左右する、エントランスの立体的なアクセント

グランドウォール/機能門柱オリジナル

表札や照明、インターホン、郵便・宅配ポストなど欲しい機能を兼ね備えた美しいファンクションサイン

オリジナル

ご家族の文字や絵を彫刻し、世界に一つの表札に仕上げます。思いのこもったデザインは唯一無二の宝物

株式会社 福彫