ZEN CLUB

2022年 01 月号 Number. 537

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新年のご挨拶

新年のご挨拶 代表取締役社長 松瀬賢亮

はじめに

新年明けましておめでとうございます。昨年は大変お世話になり、ありがとうございました。

一昨年から続く世界的な新型コロナウイルスの感染拡大により、皆様の生活をはじめ様々なもののあり方が変わってしまいました。

当社グループにおきましても感染症対策等、対応を行いながらの業務遂行となり、運動会や招待旅行等のイベント開催は見合わせました。

幸いにも全体売上は例年を大きく下回ることなく推移しており、このような環境下でも皆様の支えにより業務が行えることのありがたさを実感しております。

しかしながら、長らく続く新型コロナウイルス感染症の影響による景気低迷やウッドショック・円安による原材料の高騰もあり、当社グループを取り巻く事業環境は予断を許さない状況であると考えております。

デジタル技術の活用とDXへの挑戦

どのような環境下においても、お客様に選んでいただける商品・サービスを提供するため、デジタル技術の活用に力を入れております。

まずは導入を進めているZENホールディングス統合システムによる決済の電子化や業務手順の統一化を通じ、業務効率や人材流動性を高め、環境の変化にしなやかに対応する組織を目指します。

加えて業務に有用なSaaS(※1)を統合システムと積極的に組み合わせて利用することで商品・サービスの向上を図っております。

まだまだDX(※2)と呼べるまでの変革には到達しておりませんが、日々お客様の声を聴き、良い意味で期待を裏切られる商品・サービスが提供できるよう挑戦してまいります。

国家資格取得による個人能力の底上げ

国家資格の取得は個人的にこだわってきた部分であり、これまでに一級建築士・宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士を取得してきました。

当社グループ3本柱の業務においても、建設は建築士・施工管理技士、不動産は宅建士、生活支援は管理業務主任者・賃貸不動産経営管理士等の有資格者が必要になります。

個人能力の底上げをするためにも、資格手当やOff-JT(※3)支援によって当社グループ社員の国家資格取得を推進してまいります。

私自身、経営に関する知識を学ぶため、昨年新たに中小企業診断士の資格に挑戦しましたが、惨憺たる結果で不合格となりました。

今年こそは合格し、良い模範となれるよう勉強を続けてまいります。

アライアンス事業への取り組み

近年、当社グループで積極的に取り組んでいる再開発事業やPPP/PFI(※4)事業はアライアンスを前提としたものがほとんどです

。ZENホールディングスの代表に就任する前は、ユニホーにおけるPPP/PFI事業の責任者としてプロジェクトマネジメント業務を行っておりましたが、アライアンスを組んだ様々な企業様から多くのことを学びました。

生産技術や現場管理、プロジェクトマネジメント等、アライアンス事業への取り組みを通じて積極的に学び、当社グループの発展に生かしてまいります。

最後に

当社グループの経営理念は「住まいを通じて一生のおつき合い」です。皆様と一生のおつき合いをしていくための大前提として、当社グループ自体が安定した経営を続けていく必要があります。

そのためには、創業時からの経営理念・哲学をしっかりと継承しつつ、私自身が率先して新たな挑戦を続けていかなければならないと考えております。

自ら学び、自ら新たな一歩を踏み出すことで新たな道を作り出す、またその姿勢が当社グループ社員に伝搬し、自走できる組織となるよう努めてまいります。

新型コロナウイルス感染症の影響が残る中、直接お話をさせていただく機会を設けられない状況が続き大変恐縮ではございますが、皆様のますますのご健勝とご繁栄を心よりお祈り申し上げます。

2022年もどうぞよろしくお願いいたします。

令和四年 一月吉日