ZEN CLUB

2022年 01 月号 Number. 537

Interior Idea

01 四季のカーテン

季節ごとにカーテンを替えているご家庭は多くないかもしれません。 しかし、大きな模様替えをせずに雰囲気をガラッと変えることができ 快適さアップにも効果的。今年はカーテンチェンジしてみませんか?

インテリアアイディア:01 四季のカーテン

カーテンの色は部屋に大きく影響します。暖色と寒色とでは心理的な温度感も大きく変わり、濃色と淡色では広さの感覚も変わります。色を選ぶ時はインテリアとのバランスを見ながら「その部屋でどう過ごしたいのか」も考えてみましょう。

たとえば安心感や安らぎをもたらしてくれるのが「グリーン系」。人はグリーンに囲まれるとリラックスし、呼吸がゆっくりとして血圧が下がる傾向があるそうです。「ベージュ系」は自然な柔らかさで誰からも好まれる飽きのこない色。「ホワイト系」はどんな色とでも相性がよく、空間を広く感じさせます。重厚感と高級感を併せ持つ「ブラック系」は洗練された雰囲気を演出します。

色選びのコツは、壁紙やメインの家具と馴染む色にすること。また逆に反対色、例えば青にオレンジ、グリーンにピンクなどもアクセントとなって、フレッシュだったりビビッドな印象になります。

汚れが目立ちやすいレースカーテンは年に2~3回、厚地のカーテンでも年に1〜2回は洗いたいもの。そのタイミングで取り替えるのも、季節感とともに気分転換となってお勧めです。

洗濯機で洗えるカーテンも増えていますが、デリケートな素材、特殊な素材を使っているものもあり、洗剤によっては色落ちや傷み、縮む原因になります。家庭で洗う場合は中性洗剤を使用し、抗菌・防臭効果のある柔軟剤を合わせて使用するのも効果的です。縮みの原因となるので、乾燥機の使用は避けてください。

脱水が終わったらすぐに取り出し、しわを伸ばしてそのままレールにかけると、カーテンの自重でしわがのび、形を整えられます。

2022年は去年よりもっといい年になるように、あなたのラッキーカラーを取り入れたカーテンに替えてみるのもいいかもしれません。

春

窓を開けたいけど花粉が心配な春。抗菌や花粉対策カーテンなら特殊な繊維構造が花粉やホコリ、ハウスダストをキャッチしてくれます。季節の終わりには洗濯して収納。

夏

遮熱とUVカットで夏の暑さを乗り切りましょう。日光を遮ることで室内での日やけや室温の上昇を防ぎ、冷房で冷やした空気も逃さないので節電効果も期待できます。

秋

爽やかな風を取り込みながらプライバシーはしっかり守りたい。そんな時はブラインドがおすすめ。カーテンレールに取り付けられるブラインドやアタッチメントもあります。

冬

断熱カーテンは暖められた室内の空気が窓ガラスに触れて冷えるのを防ぐだけでなく、窓ガラスの内と外の温度差が小さくなるため、結露の防止にもつながります。

インテリアファブリックスの機能や性能を表示する「NIF機能性表示マーク」は、日本インテリア協会(NIF)が統一し商標登録したマーク。カーテン選びの際には要チェック。