海外在住の建て主様からのご依頼で設計を担当されたのは、今永環境計画の今永和利氏。コロナ禍に重なり、直接お会いしての打ち合わせができない時期も続きました。

「代々木の家」の顔ともいえるファサード部分は「異国の地から日本に来ているので、周りの家に対して目立たないようにしてほしい」との要望が挙げられました。

また風水にもこだわりを持たれており「庭は北ではなく南へ、躯体は上階が下階よりも大きくなってはいけない」など、多くの条件をクリアしたうえで各部屋の配置を計画する必要がありました。

普段以上に困難な設計となりましたが、建て主様と今永氏、双方のこだわりが見事にかみ合い、内外部両方のバランスの取れた空間に仕上がりました。

「今回辰さんにとても感謝していることは、建築のこだわりに対してすごく真剣に向き合ってくれたことです。

会社全体、下請けの業者さん方も含め協力してくださいました。

僕にとって一番大切にしている部分なので、他の建築家さんが辰さんとお仕事をしていきたいと言っている理由がわかりました」と今永氏。

私たちはこれからも建て主様、建築家の皆様のこだわりに応え続けるべく、丁寧な仕事を心がけていきます。