東京の観光名所として多くの人々が訪れる原宿竹下通り。その通りの中腹、東郷神社が隣接する計画地にこのプロジェクトが竣工しました。

限られた敷地で、施主様のご要望であった「竹下通り側の開口を最大限大きく取る」「天井高を高く」という2点を叶えながら、人の流れが上へ続くように計画。また、薄肉ラーメン構造を採用して通りから神社への抜け感を確保し、壁柱・梁を薄くすることで室内空間に発生する凹凸を少なくし、テナント工事への影響を軽減させました。

最大のポイントは、1番の顔となる1階部分を含めた前面ファサード。多くのショップや建物がひしめく竹下通りで、効果的にテナントをアピールするべく、開放感のある3面ガラス張りを採用しました。

工事期間中、地中障害や既存杭など頭を悩ます出来事も多かったですが、所長をはじめ全員の尽力によって、工期が遅れることもなく、無事完成できたことを嬉しく思います。
（アトリエ・ワン／玉井洋一氏 談）