ミシンの歴史とモノ創りの変遷を体感する
ブラザーミュージアム
BROTHER MUSEUM
ブラザーミュージアムは、3つのゾーンに分けられたさまざまな展示物から、ミシンの歴史とブラザー工業の117年を超えるモノ創り、現在に至る事業の変遷を感じられるミュージアムです。

世界中から集めた貴重なミシンや
数々のブラザー製品から
多角的なモノ創りの歴史を知る。
ブラザーミュージアムは、世界初のミシンのレプリカや機械遺産に認定された「昭三式ミシン」など貴重なミシンが展示された「ミシンゾーン」、家電製品やタイプライターなどの展示物から、ブラザーが手掛ける製品の広がりを感じられる「ヒストリーゾーン」、ブラザー製品を見て、使って、楽しむ「プロダクトゾーン」に分かれています。
吹き抜けになった壁一面に45台のミシンが展示された「ミシンの壁」では、アンティークのものやブラザー製品など、ここでしか見られない貴重なミシンを見学できます。

国産化のカギとなったシャトルフックの開発!
ブラザー初の家庭用ミシン15種70型は、ミシンの心臓部とも言えるシャトルフック※の量産に成功し、ミシンの国産化を実現。当時は難しかった表面焼き入れをシャトルフックに施すことで、耐久性をアップさせました。

タイプライターの鮮明な印字のヒントは伝統菓子!?
ミシンの技術を転用して開発したタイプライター。木型に水で練った米粉を押し込んで作る伝統菓子「ひなもち」の作り方がヒントとなり、鮮明に印字できる活字を作る機械を完成させたことで、生産を開始しました。
ブラザー製のタイプライターは、当時の市場でたちまち評判に!

パソコンソフト自動販売機の通信技術をカラオケに転用
ブラザーでは「TAKERU」を通じたパソコンソフトの販売を行っていました。
その時に培ったデータを暗号化する情報通信技術を応用し、通信カラオケ「JOYSOUND」を開発し、カラオケ業界への進出を果たしました。

約70台がずらりと並ぶトイミシンコレクション
プロダクトゾーンであっという間に箔印刷
プロダクトゾーンでは、日替わりで色が異なる箔印刷を体験できるコーナーがあり、自分の名刺を持参すれば、高級感漂う箔印刷をすることができます。


館長の太田さん
ブラザーが現在のような多角的な事業を展開してこられた背景には、失敗から学んで技術を応用する創意工夫がありました。当館の数々の展示物から、ブラザーのモノ創りを感じていただければ嬉しいです。

DATA
- 愛知県名古屋市瑞穂区塩入町5-15
- 開館時間/10:00~17:00
- 休館日/土曜日・日曜日・祝日・ゴールデンウィーク・夏期連休・年末年始
- 入館料/無料
- https://global.brother/ja/museum