暮らしを快適にする「まほう」の秘密を体験!
まほうびん記念館
Vacuum Bottles & Air Pots Pavilion
象印マホービンの創業90年を記念して誕生した、まほうびんのミュージアム。創業100周年時には、多種多様なまほうびんを集めた「まほうびんの森」が新設されました。暮らしに寄り添ってきたまほうびんの変遷を見るだけでなく、真空の力も体感できる施設です。

長時間温もりを届ける
まほうびんの原理と歴史を辿る
企業ミュージアム!
まほうびん記念館は7つのコーナーに分けられています。ヨーロッパで生まれたまほうびんが、日本国内で進化していく過程や、保温する技術が水筒からポットや炊飯器などのさまざまな家電製品に派生していく様子を、各年代を代表する製品の展示を見ることで、懐かしさを感じながら理解することができます。
製品の展示以外にも、まほうびんが熱を通さない仕組みをアニメーション動画で学んだり、目に見えない「真空」の状態を音や温度で体感したりと、大人から子どもまで楽しめます。

温かさと冷たさを長~く保つまほうびんの歩み!
世界初のまほうびんはガラス製でした。その後、日本に入ってきたまほうびんは、製造技術や素材が進化するとともに、使用するシーンに合わせて大きさや形状を変化させてきました。



ポットのデザインで辿る 暮らしの移り変わり!
戦後に登場した卓上まほうびんは、真ちゅうクロムメッキのシンプルなデザインでした。高度経済成長期に花柄ブームが到来すると、花柄の卓上用まほうびんが登場しました。最近では、家具のように暮らしに溶け込むおしゃれなデザインのポットが販売されています。


スポーツや宇宙に広がる まほうびんの役割!
暮らしに溶け込んだまほうびんは、スポーツや宇宙など他分野でも用いられました。マラソン選手の給水用ステンレスボトルや、ロケット打ち上げ時の40Gという衝撃に耐えるまほうびんなど、保温する技術が多様なシーンで役立てられています。
「真空」を体験できるコーナーでは、容器に入れたベルの音やゴムボールの大きさ、プロペラの風が、空気を抜いて真空にすることでどのように変化するのかを観察します。他にも、徐々に暖まっていくステンレス製の筒から伝わる温度の違いを比べたりできます。


館長
杉山 一美さん
江戸時代からガラス作りが盛んだった大阪で、日本のまほうびんの歴史は始まりました。当館では、求められる用途に合わせて変化した、多種多様な形状の中びんの展示もあり、普段は見られない部分の変化も感じていただけます。

DATA
- 大阪府大阪市北区天満1丁目20番5号(象印マホービン株式会社 本社1F)
- 見学時間/午前 10:00~12:00、午後 1:00~4:00
- 休館日/土・日・祝日/会社の休日/館内作業日 等
- 入館料/無料
- https://www.zojirushi.co.jp/corp/kinenkan/





