静岡県静岡市 静岡県伊豆の国市
人にもワンちゃんにも優しい旅館のリニューアル!
愛犬と泊まれる宿「伊豆長岡温泉八の坊」の新たなコンセプトルーム

-静岡で注文住宅やリフォームを手掛ける大成ビルド。
「ないものは創造する」の信念で、
お客様のライフスタイルに合わせたサービスを提供しています。
今回特集するのは、愛犬と寛げる旅館「伊豆長岡温泉八の坊」(以降、八の坊)のお部屋のリニューアル。
施工につながったきっかけは、大成ビルドが発行する愛犬家・愛猫家向けの冊子『ワンニャホー!』でした。
2025年3月にリニューアルオープンした新たなコンセプトルームについて、八の坊 五代目・望月さんを交えてお話をお伺いします。

伊豆長岡温泉八の坊
静岡県伊豆の国市長岡1056-1
2021年に「愛犬と寛ぐ大人の隠れ宿」としてリニューアル。お部屋や食事、ワンちゃん用足湯など、人とワンちゃんが一緒に楽しめるサービスを提供し、愛犬家から人気を集めています。



発注者:株式会社小松屋
監理者:大成ビルド株式会社
施 工:大成ビルド株式会社

『ワンニャホー!』がつないだワンちゃんのための部屋づくり
―リニューアルを依頼された経緯を教えてください。

望月:2021年から旅館の刷新を進める中で、『ワンニャホー!』の取材で佐藤さんにお会いしました。建設会社が自主制作していることに驚きましたし、思いの強さを感じ、部屋のリニューアルについて相談してみたんです。快く引き受けていただき、皆さん非常に熱心で、工事の計画がとんとん拍子で進んでいきました。
佐藤:愛犬家・愛猫家の住宅を手掛けることが多い弊社では、一緒に暮らすために大事なことを共有し・つながる場として『ワンニャホー!』を制作しています。それを機にご依頼いただいた今回の工事では、バリアフリーの大切さを再認識しました。
より多くのワンちゃんがより快適に過ごせる空間を追求
―今回のリニューアル内容を教えてください。
望月:シニアのワンちゃんや目が見えにくい方向けに、様々な面でバリアフリーに配慮したリニューアルです。段差をなくし、角に丸みを持たせ、落下してもケガをしないようクッション性のある床材に。段差をなくすことはリピーターのお客様からの要望でもありました。

望月:ただ、途中でターゲットを絞りすぎていると感じ、幅広い層に楽しんでいただけるようにアート要素を入れるなど、シフトチェンジをしました。実際にオープンすると8割以上稼働し、車椅子のお客様の利用もあり、とても好評です。工事に関しては、他の部屋が稼働しているため非常に短い工期でしたが、順調に進んだと感じています。

―施工側として、どのような工事になりましたか?
清水:内容としてはマンションのリニューアルに近く、工事全体は順調でした。その中でもコンセプトとなる部分については、望月さんに相談しながら工事を行っていきました。
望月:「どこにこだわったか」が伝わらないとお客様に喜んでいただけないので、大事な部分は私が決めていったのですが、ターゲットのシフトチェンジがあった中でも皆さん協力して進めていただき、安心してお任せできました。工事中にお客様からのクレームはなかったですし、リニューアルは旅館スタッフからも好評で、大成ビルドさんにお願いして本当に良かったです。
松下:他のお客様に迷惑がかからないよう、騒音工事の日程や部屋割りの分散など、八の坊さん側にも多大なご協力をいただきました。ありがとうございます。
これからも進化し続けるワンちゃんとの共生
―八の坊さんとしての今後の展望を教えてください。
望月:通常の客室を少しずつリニューアルしていく計画があります。リピーターのお客様が増える中で、ずっと同じお部屋・おもてなしでは、飽きられてしまいます。常に新しく進化し続けることで、「またお部屋をつくってるのね!」とお客様もワクワクしますよね。そのリニューアルを大成ビルドさんと一緒にやっていきたいと考えています。旅館としてはワンちゃんと過ごせる和室をつくりたいのですが、「畳におしっこされたらどうしよう」などの課題に対しても、お力添えをいただきたいです。
―大成ビルドの皆さんはいかがでしょうか?
佐藤:静岡ではワンちゃんを連れていける施設がまだまだ少ないのが実態です。『ワンニャホー!』などを通じて八の坊さんの取り組みを多くの方に知って、体感していただきたいですね。まずは知ることから。そうすることで、ワンちゃんと暮らしやすい環境、過ごしやすい場が増えていくことにつながります。そして、私たち大成ビルドは施工に携わり、施主の方から教わりながら、来てくださる方の笑顔をつくっていきたいと考えています。
大成ビルドさんとは一つのチームとして、ワンちゃんのためのより良い施設をつくっていきたいです!

望月 敬太さん
