東京都渋谷区神宮前
渋谷×原宿の 新たなランドマークが誕生!
2025年に竣工する「渋原XROSS」

-『「こだわり建築」施工の専門店』株式会社 辰が(以降、辰)、ANDO Imagineering Group(以降、AIG)の設計のもとで施工を進めている「渋原XROSS(シブハラクロス)」。
渋谷と原宿の新たなランドマークは、辰年の2024年に工事がスタートし、2025年9月に竣工を迎えます。
プロジェクト主要メンバーであるAIGの安藤さん、佐藤さん、松下さんに、コンセプトや建築のポイント、辰との協働についてお伺いしました。
渋原XROSS(シブハラクロス)
- 竣工予定:2025年9月末(引き渡し10月1日)
- 階数/構造:全9階 / 鉄骨造
- 住所:東京都渋谷区神宮前6丁目29-4
- 最寄り駅:「明治神宮前駅」徒歩1分
「原宿駅」徒歩6分
「表参道駅」徒歩11分
「渋谷駅」徒歩11分

施主様の相談から始まったプロジェクトに辰が加わる
―このプロジェクトの経緯を教えてください。
佐藤:施主様から神宮前の土地利用に関するご相談をいただいたのが始まりです。ちょうど渋谷と原宿の文化が交わる場所ということもあり、カルチャーやトレンドの発信地となるような建物を提案しました。

安藤:施主様の思いと設計コンセプトは合致したのですが、我々の設計だけでは建物は完成しません。そこで施工をお願いしたのが辰さんです。辰さんとは7年前に知り合い、これまで提案協力などをお願いしていて、その対応が非常に誠実でいつか仕事をしたいと考えていました。そして、今回初めての協働となったんです。辰さんにとって前例のない案件だったと思いますが、「ぜひやりたい!」と言っていただきました。

日影問題をクリアする構造で新たな価値を生み出す
―この建物は中層のくびれが印象的ですね。
安藤:高層の建物でネックなのが日影です。今回は柱をまっすぐ建てると中層部分で日影の問題が発生しました。そこで、柱をクロスにすることで日影の問題を回避し、構造としての安全性を保ちながら、意匠としても特徴的な設計を実現しました。
松下:集客が見込める低層や眺望の良い高層に比べ、中層に価値を付けるのは難しいですが、くびれ部分をテラスとすることで、新たな価値を生み出しました。


すべてはテナントのために設計・デザインされた空間
―入居側の視点で見て、どのような建物でしょうか?
佐藤:施主様の思いを受け、この建物に入居する方のために徹底的にこだわっています。柱はとことん細くし、窓は大きく遮蔽物を極力少なく。デッドスペースが少ない非常に利用しやすいフロアです。
松下:低層に表参道、テラスのある層に明治神宮の自然、中層のマルチビジョンで原宿のカルチャーを発信、高層に渋谷のトレンド、屋上の自然と、周辺地域の個性をスタッキングしたイメージで、その特徴に合った店舗やオフィスが入ることを想定して設計しました。なかの造りはシンプルですが、「渋原XROSSに入っていること」が個性になるようにしています。
自分たちの手で創った建物をランドマークに
―今後の展望を教えてください。
安藤:「渋原XROSS」には構造設計として高い技術力が凝縮され、デザインもムダが削ぎ落され、非常に先進的です。僕らも辰さんも新たなランドマークになると確信しています。
佐藤:辰さんには技術的な検証をしていただき、細部まで配慮の行き届いた施工を進めていただいています。完成前ではありますが、辰さんにお願いできて良かったと感じています。
安藤:僕らはアイデアを考えられても、建物を実際に建てることはできません。信頼して施工をお願いできるパートナーが必要になるのですが、辰さんはお任せできる技術をお持ちだと思います。「渋原XROSS」を完成させた先、今後もお互いに高め合えるような建物を一緒に創っていきたいと考えています。

ANDO Imagineering Group
楽しいことを楽しく実践する設計事務所。建築、構造、設備など技術的・知識的なものはもちろん、想い・夢・願いなど精神的な要素も含め、すべてに対して納得の答えにたどり着けるような設計組織体を目指している。
- 東京都千代田区六番町7-11 ESCALIER 六番町3F
- TEL.03-6804-3069
- https://www.aig-japan.jp/
株式会社 辰
- 〒150-0002東京都渋谷区渋谷3-8-10JS渋谷ビル5階
TEL.03-3486-1570
https://www.esna.co.jp/