

年度の節目にお家をピカピカ!
住宅設備の「お掃除のコツ」
~トイレ・洗面所 編~
頑固な汚れの落とし方とクエン酸水の効果的な使い方
まもなく会社の新年度やお子さまの新学期も始まる4月が控えていますね。
今一度家の中をキレイにしてみませんか?今回は特に『使用頻度が高い』箇所を中心にピックアップします。
まずは汚れる箇所の代名詞、トイレの便器。便座やタンク内部などには使えない酸性やアルカリ性の洗剤よりも、中性洗剤を用意しておくのがベター。
トイレブラシに洗剤をつけ、便器のフチ裏から排水口奥まで全体をこすり洗いし、最後に水を流して仕上げるのが王道の流れです。
また、ピンク色の汚れが目立つこともありますが、中性洗剤で落とすことができます。もし繰り返し発生する場合は、塩素系漂白剤を吹き付けて洗い流すのも効果的です!
その他、黄ばみやイヤなニオイの原因となる尿石も厄介者。クエン酸小さじ1/2を水200mlで割ったクエン酸水が効果的です。該当箇所にスプレーし、トイレットペーパーを貼り付け、上からクエン酸水を追加で吹きかけます。
10分ほど放置してからトイレの水を流し、尿石をこすれば落としやすいでしょう。
このクエン酸水はお掃除のタイミングでなくとも、日頃の使用後に数回吹きかけておくクセをつけておけば、ある程度予防することも可能ですので、ぜひお試しを!

オーソドックスな通常掃除はスポンジ、ぞうきん、歯ブラシで
トイレの他、使用頻度が高いのは、歯磨きや顔を洗うのに欠かせない洗面所。
普段のお手入れとしては、スポンジとぞうきんがあれば十分。
水で湿らせたスポンジで洗面ボウルをこすり、水をかけて汚れを洗い流して、最後に乾いたぞうきんで水気を拭き取れば完了です。
もし、なかなか汚れが落ちない場合は、水で湿らせたスポンジに浴室用洗剤を付け、取れない汚れの部分をこすってみてください。
洗面ボウル以外では、蛇口のお手入れも不可欠。ここがくすんでいると、洗面所全体もどこか暗く見えてしまいます。
メラミンスポンジとぞうきん、ジーンズ地でOKですが、水道の根元部分については、メガネ用クロスでこするのも効果的。
洗面ボウルとの接地面など、細かい部分の汚れもよく取れますので、用意しておくと良いでしょう。
どうしても面積が大きい洗面ボウルや、手で触る蛇口に目が行きがちですが、水をあふれ出させないための小さな排水口・オーバーフロー穴や、下部の排水口も抜かりなく。
オーバーフロー穴に付いた黒ずみには、浴室用中性洗剤を付けた歯ブラシが活躍します(使用済みの歯ブラシは常にストックしておくと便利!)。
気になる箇所をこすり、水で洗剤成分を洗い流してから、から拭きするだけ。
また、排水口は栓をつまんで外し、ヘアキャッチャーにたまったゴミを歯ブラシで取り除きつつ、汚れも洗い流しましょう。
便器も洗面所も、材質によって傷を付ける可能性も0ではないため、取り扱い説明書などを事前にご確認くださいね!

水回りの掃除は汚れとの戦い。度合いによる掃除方法を常にシミュレーションしておきましょう!