
人間関係を円滑に進めるために欠かせないコミュニケーション力。特に言葉の使い方については、上手に伝わるポイントを知っていれば、さまざまな場面で役立ちます!
決めつけが強い上司をいなす言葉

自分の考え方ややり方が正解だと決めつけている上司は、残念ながら存在します。
例えばあなたが「チームの成績が上がらないのは、女性社員(男性社員)が増えたからだ」と上司から言われたら、パワハラでありセクハラにも通じると、怒りを覚えるでしょう。
しかし、決めつけ発言をする上司とは、会社勤めを続ける限り顔を合わせなければなりません。怒りが湧いたとしても、まずは心の中で「1・2・3」とカウント。理性が働くのを待ちます。
そのうえで問題発言を無視せず、冷静に上司をいなす言葉を伝えましょう。
良い例・悪い例
「こんな上司がいるから、数字が上がらないのです」
感情的に反論する行為は、社会人として避けるのが賢明。相手はさらに強い反発を示し、対立がエスカレートする恐れがあります。
それに、こうした対応は、相手と同じ「決めつけ発言」をしているようなもの。
不利に働く危険性を秘めているので、まずは冷静になりましょう。
「今、何とおっしゃいましたか? もう一度、教えてください」
冷静にゆっくり伝えましょう。メモをする(録音する)しぐさを添えれば、相手をけん制する効果も生まれます。
しっかり記録されるのを覚悟で、決めつけ発言を繰り返す度胸がある人はまずいません。己の愚かさに気づくでしょう。
「誠に申し訳ございませんが、 今の発言は見過ごせません。 冗談でおっしゃっているんですよね?」
上司の目を見て冷静に言えば、それ以上、踏み込んではこないでしょう。決めつけ発言をした自分が恥ずかしくなるのが、普通です。
そんな上司には丁寧な言葉を選びつつ、拒否や拒絶の意思をしっかり表示。
「冗談」というフレーズで逃げ道をつくってあげる「かわし、いなし」を活用するのも良いでしょう。

監修:臼井由妃
著述家・講演家・起業コンサルタント。「マネーの虎」への出演をはじめメディアへの出演も多数。コミュニケーションや話し方をテーマにした著書も豊富で、宅地取引士や行政書士などの資格も保有。

