ZEN CLUB

2026年 03 月号 Number. 587

コミュニケーションをグッと円滑に!

伝わる言葉の活用術

人間関係を円滑に進めるために欠かせないコミュニケーション力。特に言葉の使い方については、上手に伝わるポイントを知っていれば、さまざまな場面で役立ちます!

部下と親睦を深めたい時に使える言葉

上司はプライベートな面を自己開示することで、部下と心の距離が縮まります。

話題は出身地や趣味、ペットなどがふさわしいでしょう。家族の話は触れられたくない人が多いですし、自慢話は自己顕示欲の強い人と見なされる危険性もありますから、避けましょう。

適切な話題で共通点が分かり共感できれば、緊張感がほぐれ部下は安心感を抱きます。安心感は信頼関係の大切なベース。

信頼関係が深まれば、何事も話しやすくなり、仕事もスムーズに運ぶでしょう。

良い例・悪い例

bad 「最近、浮かない顔をしているけれど、 奥さんと喧嘩でもしたの?」

自分のプライベートは明かさず、こうした発言をするのは、適切ではありません。

仕事に私情が絡むようで、部下は不快感を抱くからです。

そもそも家庭については、話したくない人もいるのですから、気にかけているとしても話題にするのはNGです。

「■■マラソンに挑戦しようと思って最近始めたの。 ■■歳で始めるなんて、おかしいかな?」

趣味に関する話題を上司が提供することで、話しやすい雰囲気が生まれます。

仕事一筋に思える上司であっても「自分には心を許しているから、プライベートな話をしてくれた」と思うでしょう。

ただし「■■歳で始めるなんて、おかしいかな?」という質問はイエスかノーでしか答えようがありませんから、聞き方に工夫が必要です。

「■■マラソンに挑戦しようと思って最近始めたの。 トレーニングに詳しい人がいたら教えて」

GOODで示した質問を「トレーニングに詳しい人がいたら教えて」に変えるだけで、「えっ?実は私、学生時代は陸上部。短距離ですけど(笑)」や「部長、トレイルランニングも楽しいですよ。

ハマっています」、「営業部の●●さんが、去年マラソンに出たと言っていましたので聞いてみます。

私も走りたいです」など。会話が広がり場も和み、仕事がしやすい環境も整うでしょう。

監修:臼井由妃

監修:臼井由妃

著述家・講演家・起業コンサルタント。「マネーの虎」への出演をはじめメディアへの出演も多数。コミュニケーションや話し方をテーマにした著書も豊富で、宅地建物取引士や行政書士などの資格も保有。