
人間関係を円滑に進めるために欠かせないコミュニケーション力。特に言葉の使い方については、上手に伝わるポイントを知っていれば、さまざまな場面で役立ちます!
ハラスメントにならずに叱る言葉

上司が部下を叱るのは、間違いを改めさせ成長を促すためです。ビジネスシーンでは、避けて通ることはできません。
コツは叱るという事実の上辺だけを捉えハラスメントと受け取られないよう「なぜ叱るのか?」を明確にすること。
さらに「●●を直せば、劇的に成果が上がる」などと、具体的かつポジティブなイメージを抱かせる叱り方をすれば、部下は落ち込んだり逆切れすることなく間違いを正すでしょう。
今回は男性上司と、男性部下という構図でお話していきます。
良い例・悪い例
「頭が悪いのか!何度も同じ間違いをするなんて。 〇〇さんはできるのに・・・」
叱るときには、つい乱暴な口調になることがあります。
感情を伝えることは必要ですが、「頭が悪いのか!」は人格否定であり、部下を委縮させる問題発言(パワハラ)です。
また、他者と比較するのは絶対にNG。部下は恥をかかされた感覚になり、こちらの思いを受け入れてもらえなくなります。
「●●を改善すると間違いが減ると思う。 一つの策としてやってみたらどう?」
「もっと丁寧に」「もっと考えて」など抽象的な言葉で伝えても、部下はどう行動して良いのか分かりません。
そこで、どの部分をどう改善して欲しいかを具体的に伝えることが重要。
ただし、一方的に価値観を押し付ければ信頼関係が崩れる原因となりますから、部下に考えさせる余裕を与えることも必要です。
「●●を改善すると間違いが減ると思う。 一つの策としてやってみたらどう? 君には、将来●●のような仕事をして欲しいから」
間違いを正すことで得られるメリットやポジティブな影響などを伝えることで、部下は「実際にやってみよう」という気持ちになるもの。
そして、期待を伝えることも有効です。自分のために叱ってくれたということが理解されれば、信頼関係は強固になり、周囲にもいい影響を与えるでしょう。

監修:臼井由妃
著述家・講演家・起業コンサルタント。「マネーの虎」への出演をはじめメディアへの出演も多数。コミュニケーションや話し方をテーマにした著書も豊富で、宅地建物取引士や行政書士などの資格も保有。

