
人間関係を円滑に進めるために欠かせないコミュニケーション力。特に言葉の使い方については、上手に伝わるポイントを知っていれば、さまざまな場面で役立ちます!
年上の部下に上手に仕事を頼む言葉

年上の部下に仕事を頼む際は明確に指示を出して、ある程度は任せることが大切です。
年上だけに経験値は豊かですので、そこを尊重し任せることで「あなたを頼りにしている」という姿勢を見せることに繋がります。
ただし「すべてお任せします」はNG。
会社の方針や期限、目標などが食い違わないように、丁寧に伝えることが必要です。
部下とはいえ、人生の先輩であることに敬意を表すことも忘れずに。呼称は「□□さん」です。
今回はベテランの部下に、年下の上司が工事の進捗状況のチェックを指示する例で解説していきます。
良い例・悪い例
「ちょっと□□さん、工事の進捗状況はどうなっている?きちんと報告しなさい」
上司とはいえ「ちょっと□□さん」と呼ばれたら、横柄な態度だと思うでしょう。
また「きちんと報告しなさい」は、具体的な指示がない上に命令口調。部下への配慮に欠けたNGワードです。
こんな上司では部下はやる気を失い、チームの士気が下がり、成果を出すのは厳しいでしょう。
「□□さん、工事の進捗状況はどうなっているのか、チェックシートに添って確認・報告をお願いします」
呼称や頼み方に大きな問題はありませんが、機械的な発言で年上部下への敬意を感じることはできません。
仕事は、相手の経験や知識を考慮しながら頼むと良いでしょう。
そうすれば“自尊心”が満たされ、率先してチームを動かす存在になってくれる可能性があります。
「工事の進捗状況を□□さんの目でチェックしてもらうと 心強いので、ぜひ力を貸してください」
このように言えば、年上部下のモチベーションは上がるでしょう。
ポイントは「ベテランならではの」「あなただからこそ」という特別感を出すことと、「力を貸してください」と相手を立てるようにして頼むことです。

監修:臼井由妃
著述家・講演家・起業コンサルタント。「マネーの虎」への出演をはじめメディアへの出演も多数。コミュニケーションや話し方をテーマにした著書も豊富で、宅地建物取引士や行政書士などの資格も保有。

