
人間関係を円滑に進めるために欠かせないコミュニケーション力。特に言葉の使い方については、上手に伝わるポイントを知っていれば、さまざまな場面で役立ちます!
必要のない話を早く終わらせる言葉

聞いてもいないことを延々と聞かされるのは、辛いもの。しかし相手が先輩となると、簡単に拒否するのは難しいでしょう。
こんな場合、求められるのは「言葉はやんわり、心は厳しめ」というスタンスです。
例えば「そんなに話をしてくれたら先輩の時間を奪って、申し訳ないです」などと言えば、何かしらの注意喚起を感じ、情報提供を止めるでしょう。
今回は新幹線内で後輩が「今日の振り返りを一緒にお願いします」とアドバイスを求めたところ、要らない話が続々出てきたというシチュエーションで解説していきます。
良い例・悪い例
「仕事に関係のない話は止めてください・・・。 聞いているのは今日の振り返りです」
武勇伝やゴルフの腕前など、仕事の振り返りに関係のない話を延々と聞かされるのは、うんざりしますよね。
しかも前にも聞かされたとなれば、ダメ出しをしたくなるのも分かります。
しかしそれでは相手が不快になるのは必至ですし、会話の流れを無理に止めて場の空気を壊す可能性もあります。
「ちょっとよろしいですか? 先輩がおっしゃっているのは、こういう意味ですか?」
話が長く、論点がおかしくなってきたと感じたら「ちょっとよろしいですか?」とお伺いを立ててから、これまでの話を整理する発言をしましょう。
確認の質問をすることで、話のペースをいったん落とし、本筋に戻すことができます。
「なるほど、分かりましたが、帰社したら今日中にレポートを 提出しなければなりません。 先輩が考える重要ポイントを 教えていただけると嬉しいです」
空気を読んでくれないときは、「帰社したらすぐにレポートにまとめなければならない」といった事情を伝えるようにします。
相手の話に耳を傾け観察し、いつ話を遮ってよいかを判断してください。
タイミングを見て話を遮るのは、悪いことではありません。
上記の発言は「もっと話を聞きたいが時間は限られている」というメッセージであり、人間関係に問題が生じることはないでしょう。

監修:臼井由妃
著述家・講演家・起業コンサルタント。「マネーの虎」への出演をはじめメディアへの出演も多数。コミュニケーションや話し方をテーマにした著書も豊富で、宅地建物取引士や行政書士などの資格も保有。

