
人間関係を円滑に進めるために欠かせないコミュニケーション力。特に言葉の使い方については、上手に伝わるポイントを知っていれば、さまざまな場面で役立ちます!
返事は良いけど行動しない人を動かす言葉

返事は良いものの行動が伴わない部下を前にすると「やる気はあるの?」と言いたくもなりますが、それでは何も解決しません。
カギとなるのは、返事を聞いて安心するのではなく「どんな段取りで行うのか?」等をきちんと聞くこと。
これは部下に興味を示し実際に動いているイメージを持ってもらう重要な会話です。
そうした会話をするうちに、部下は必要な「次の行動」を明確にできるでしょう。
今回は女性上司とその部下(女性)の例で解説いたします。
良い例・悪い例
「●●さんは返事は良いけど行動が伴わないよね。 やる気はあるの?」
これは不満をぶつけているだけの、人格否定とも捉われかねない問題発言です。
部下なりのできない理由もあるでしょう。
「他の仕事が忙しくて」と言った類の言い訳は決して気分の良いものではありませんが、行動を阻害する原因を探る“ヒント”でもあります。
「言い訳はいいから、さっさとやりなさい」と言う前に「部下は何を考えているのだろう?」と、目の前の部下に意識を向ければ、問題解決の糸口がきっと見つかるはずです。
「どうすれば進められるかな? ●●さんの考えを教えて欲しい」
頭ごなしに部下のやる気を否定するのではなく、このような会話を通じて部下の成長を促すことができます。
部下の行動パターンや仕事の癖を上司も知ることができ、“次の行動”を後押しすることにつながります。
次第に部下は、積極的に行動。能力を自ら高めることになるでしょう。
「どうすれば進められるかな? ●●さんの考えを教えて欲しい。 何かあれば、しっかりサポートするからね」
やる気は充分でも、失敗を恐れて踏み出せない部下もいます。
行動したいがなかなかできないジレンマを抱えている部下もいることを理解したうえで、上記のような言葉をかけましょう。
すると安心して部下は前へ進み、能力を発揮するようになります。

監修:臼井由妃
著述家・講演家・起業コンサルタント。「マネーの虎」への出演をはじめメディアへの出演も多数。コミュニケーションや話し方をテーマにした著書も豊富で、宅地建物取引士や行政書士などの資格も保有。

