ZEN CLUB

2026年 10 月号 Number. 594

コミュニケーションをグッと円滑に!

伝わる言葉の活用術

人間関係を円滑に進めるために欠かせないコミュニケーション力。特に言葉の使い方については、上手に伝わるポイントを知っていれば、さまざまな場面で役立ちます!

夫婦間の会話で気を悪くさせない言葉

例えばパートナーが電話やメールなどを全くせずに、深夜に帰宅したとしましょう。

そんな時「ひと言連絡してもいいんじゃない?」と思うのは、自然な感情。しかし、状況も分からずに「何でできないの」という一点張りでは、「どうして忙しいことを察知してくれないの・・・」と受け取られるかもしれません。

言葉で責めるのは簡単ですが、口喧嘩調では解決に至らず、同様なことが続く可能性があります。

そこは冷静に相手の立場に寄り添った言葉を選びましょう。

ポイントは“言い方はソフトに理由は明確に”。相手をどれだけ大切に思っているかというひと言を添えれば、より円満な夫婦関係へとつながります。

良い例・悪い例

bad 「何で電話1本もできないの? 本当に仕事なの」

もし好きな料理を作り待っている時や、記念日などに連絡無しで遅く帰宅したら、こうした類の発言が思わず出てしまうのも理解できます。

しかし「本当に仕事なのか」と疑いまでかければ、相手を信頼していないと自ら宣言しているようなもの。決して口にしてはいけないNGワードです。

「お仕事、お疲れ様! 遅くなる時は、電話してくれると助かるわ」

パートナーだって「電話1本も入れず、悪いことをした」という自責の念があるはず。そこを上手に活かしましょう。

言い方はソフトに。「お仕事、お疲れ様!」と労いのひと言を添えたうえで「遅くなる時は、電話してくれると助かるわ」と言えば、「悪いことをしたな」と全て理解してくれるでしょう。

「お仕事、お疲れ様! 遅くなる時は、電話してくれると助かるわ。何かあったのか、心配だから」

GOODの要素に「何かあったのか、心配だから」をプラスすれば、電話して欲しい理由が明確になります。

このフレーズには<労い+電話して欲しい理由+愛情>がこもっています。

こう言われて悪い気がする人など、探しようもありません。

より円満な夫婦関係が構築され、絆は深まる一方です。

監修:臼井由妃

監修:臼井由妃

著述家・講演家・起業コンサルタント。「マネーの虎」への出演をはじめメディアへの出演も多数。コミュニケーションや話し方をテーマにした著書も豊富で、宅地建物取引士や行政書士などの資格も保有。